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駆け上がりでございます。

【修正】2018.1.12&3.4
文章と用語を修正しました。

今回はピストルグリップです。

ハッセルブラッド500Cと500CMで

扱った覚えがあるもの。


カテゴリー区分ではアクセサリー、

撮影時の補助具です。


手元にあるものは初期製造品。

本来の使用用途と言いましょうか

世に出た頃の扱いは500ELと一緒でした。


そのアトは改良されたモデファイタイプ

500EL/Mと知られることになります。


ですが、先に上げた二機種でしか

使用できないわけではありません。

冒頭で触れたように500Cと500CM、

駆け上がりはこの2機種で扱っていました。


ハッセルブラッド ピストルグリップ


ということで話を進めておりますが、

実は本日ガサゴソしていたら、

コレが出てきたというわけ。


ハッセルブラッド ピストルグリップ


ナントナント、要修理となり放置状態

となった道具などが入った箱から

一緒に姿を見せたのです。


この箱、10年以上は使っていなかった

道具たちを入れていたもの。


ですからね。

ピストルグリップも10年ぶりぐらいに

目に入れます。


それで、このピストルグリップ

いきなりネガティブトーンですが

必ずしも必要かと問われれば、

どうでしょうね。


「あれば便利です。」

この表現が言い当てている感じでしょうか。


もともと、先ほども触れましたが

500EL、500EL/Mに使うとされたもの。

あまり、意欲的に使った覚えがないのです。


でも、これでは話が終りますからね。

「見たらわかる」といったモノですが

かつての駆け上がりの使用感などを

言葉にしていきましょう。


形状は名称どおりピストルを連想させます。


ハッセルブラッド ピストルグリップ


ハッセルブラッド ピストルグリップ


画像を見ながら続けますと

結合時のネジはドイツネジですね。

三脚座などで、大きいネジと

小さいネジが目に入ると思いますが

大きい方です。


ハッセルブラッド ピストルグリップ


カメラを振り回す部位の根本を支える!

ということになりますからね。

ネジも大きい方がよいのでしょう。

と、勝手に生産時の思いを忖度します。


扱いに関して、グリップは左手で保持

右手で筐体部を支えピントを合わせます。


そのためか250mmゾナーレンズなどを

付けた際、戸惑った覚えがあります。

なぜなら、重みが左手にズシン。


シャッターは左手で引き金を引き連動して

カシャとなります。


形状から、想像はつくでしょうけど

左手で縦軸方向、右手で横軸方向を整えます。

カメラの保持、安定には貢献しますね。


ハッセルブラッド ピストルグリップ


そして、なぜ、これが長い間

封印状態にあったのか?


それはずいぶん以前の話になりますが

ピストルグリップを頂戴して使用したころ、

250mmゾナーレンズとカメラ本体、

この組み合わせで使っていたのです。


しかもフードも付けてです。

想像できるでしょうか。

ちょっと、ね。

ギャングのピストル、マシンガン?


そんなオモチャみたいな風体に

ハッセルブラッドが変身するわけです。


それで、某所でお祭りを撮っていたら

おまわりさんに呼び止められた!

「えっ」てね。


こちらは「何で?」と思うわけですが

問答無用でした。


ハッセルブラッド ピストルグリップ


(画像はひっくり返した状態。)↓


ハッセルブラッド ピストルグリップ


「アンタ、何やってんの?」

となってしまったわけです。

要は紛らわしいということでしょう。


それからですよ。

使わなくなりました。

基本、僕は街撮りが多いので

人が多く集まるところに出張っていました。


となると、先ほどの事態になっても

おかしくないのです。


後日談ですが、カメラ仲間の先輩方、

一部ではあるもののベテラン諸氏から

「ダメダメ」と言われました。


ピストルグリップを扱う時は

対象を競馬場の馬にするとか、ね。


誰が見ても

「写真、撮ってるんやね」

と見なせる場所でないと

「アカンヨ」と。


当時の駆け上がりは

「そうかなあ?」

と思いましたけどね。


でも、ベテラン諸氏の忠告です。

素直に受け入れて今に至るのです。


とはいえ、街を離れ、風景撮りには

斟酌なく使用できると思います。


まあ、そんな感じです。


ハッセルブラッド ピストルグリップ


でも、久方ぶりにこの道具に触れると

プラナー80mmに合いそうな気がします。

レンズが比較的軽く小さいから。


左手で握りシャッターを押す!

ガンガン振り回して撮影できそうです。

「春ですから机の上に出しておこう!」

気分はそんなところでしょうか。

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なお、グリップハンドには

今回のピストルグリップ以外

これらの名称を持つものがあります。


参考までに挙げておきます。

画像がないので、ホント名称だけ。

〇 ダブルハンドグリップ
操縦桿のような形、左右突起、起立上のレバーを握って撮影。
〇 フラッシュガンブラケット
ストロボフラッシュを載せるタイプです。
残念ながら使用したことがありません。
〇 スナップロックフラッシュグリップ
これは凝った作り。
これもストロボフラッシュを載せるタイプです。

今回はここまでです。

お付き合いいただきありがとうございました。

また、寄ってください。

では。

(平成29年3月26日)

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