★★★★★★★★★★

駆け上がりでございます。

【修正】
平成29年 2017.6.28
平成30年 2018.4.9
文章と用語を修正しました。
【追記】
平成29年 2017.9.5

ポートレイトを考える!

今回は駆け上がりのポートレイト感です。

とはいえ、周囲の方から耳に入れ、

勝手に解釈した『駆け上がり流儀』の話。

駆け上がりの流儀

写真とカメラが好きで高じた趣味の世界

ですからね。

プロの方が撮るものと比べれば、

稚拙さがいっぱいでしょう。


でも、カメラとのつきあいは駆け上がりも

生きている分だけ長くなってきました。


ですので、少々、駆け上がりが試してきたものを

言葉にしたいかと思います。

駆け上がりが気にする点



1

前の眼にピント(俗に前ピン)

2

レンズは中望遠

3

レフ版もあればよいですね。

4

フィルムはISO100かISO400

5

晴天下は避ける(ピーカンはダメ)

6

鼻影を作らない

7

一押しバストアップ

8

無駄カットは想定内

9

シャッターボタンを押す間をあけない。

カシャカシャ撮った方が「よい」。


では、進めますね。

前の眼にピント

人を撮る時、被写体・人物の前側の目に

ピントを合わせるとよい!

ということ。


こちらの方が写真というか、

画像が締まったように見えるのです。


作画の意図もあるので絶対とは言えませんが、

あとで後悔せずポジでも写真でも見ることが

できると思いますヨ。


ハッセルブラッド ポートレイト


かつて、東ヨーロッパカメラにハマった頃、

その一つで撮った画像。


蛇腹式の繰り出しスプリング式カメラ

『Certo Dollina II』

35mm判のフイルムカメラで撮りました。

ピントは二重像、意外とよく写り、

使い込んだ覚えがあります。


ハッセルブラッド ポートレイト


ちょいとカメラの話はオマケでしたが

前ピン材料としてはよいかと思い、

触れてみました。

レンズは中望遠



続いてはレンズです。

こちらは好みによるでしょうけど。

駆け上がりの経験上、試してみた中では

中望遠レンズの方が失敗が少ないですね。


そして、被写体になってくれた人に、

あとであげても問題なく

受け取ってくれる場合が多かった!

と思っています。 

広角がダメというわけではありません。
ただ歪曲収差が目立つ場合もあります。
アトで「あれ、あの時と違う!」
なんてことも起きる場合も多かったのです。
駆け上がりは35mm判の35mm相当しか
使わなかったですね。

どんなレンズを多用するかと言えば、

35mm判カメラ、

24mm×36mmの画面サイズであれば、

『85mm』あるいは『100mm』ですね。


また、標準レンズ『50mm』もイイカナ。

キャノンの『EF50mm』をEOS-1Nに

つけたままの状態が多かったと思います。

(標準のLレンズは高嶺の花でした。)


ハッセルブラッドであれば、

プラナー『100mm』『120mm』

ゾナー『150mm』でしょう。


ハッセルブラッド ポートレイト


ペンタックス67であれば、(↑)

『SMC165mm』ですね。

ただ、これはですね。

いささか重いのでブレブレを大量に生産した

覚えがあります。


そして、レンズが中望遠に偏ってくるのは、

被写体に求める像にバストアップが多かった!

そのためですね。


撮りたい目的に応じてレンズが集まってきた!

とも言えます。


また、ウエストアップであれば、

35mm判のカメラなら『35mm』が

扱いやすいですよね。


なお、焦点距離20mm以下の広角レンズは

デフォルメへの世界に引き込みかねません。

ですから、注意!

被写体が女性なら、ケリを喰らうかも。(笑)

レフ版もあればよい!

ダイレクトな光よりはソフトになります。

女性のお顔にあてるとややソフトな印象になる

と思いますヨ。


でも、その分、そうした道具を伴うと

行動に制限を受けることもあります。


限られた時間をフルに使いたい場合は、

レフ板よりも撮影場所を事前に考慮した方が

よいでしょう。


晴れた日は木陰で

木の葉をデフューザー代わりにするなど

被写体に降り注ぐ光量を絞るとかですね。


木の葉の話はずいぶん以前ですが

写真仲間の師匠から耳に入った内容です。

(当時はお話を聞くことも大事でした。)(笑)


なお、プロとかハイアマチュアと呼ばれる方は

このあたりの内容はこだわるかも。  

フィルムはISO100か400

フィルムは基本、好みと思っています。

ただ、ポートレイトと言えば

女性をイメージする場合が多い様子。


となると、写真にした場合、

ザラッとした感じよりはきめの細かい

低感度フィルムの方を選びそうです。

※ 印画紙に表れる結果を意識


女性は自身を目に入れた場合、

キメの細かい結果を好むと思いますヨ。

ISO100が無難かも。


ただ、撮影時三脚が立てられない場所、

夕暮れ時等の光量に不安を覚える場合、

ISO400の方がよいかもしれません。


いずれにしてもここまで挙げてきた内容は

駆け上がりの経験、独断と偏見の世界です。

「こんなんもあるんか」程度で

目に入れていただけたら幸いです。

晴天下は避ける

これはダメ、フィルムを現像したら、

白飛びする部分が増える可能性が大ですね。


また、被写体・人物の顔を光らせます。

というか、テカらせます。


女性であれば、まず歓迎されません。

怒り出すかもしれないですね。(笑)


晴天時は木漏れ日がちょっとあるような

木陰を探します。

鼻影を作らない

鼻は顔の中で出っ張るというか

突起して高いものです。


そのため、横から強い光を受けると

光を受け止める側に鼻の影が生まれます。

残念な状態になることもあるのです。


この時こそ、レフ板があるなら、

それを活用する時かもしれません。


あるいは白い壁を受光側に配置するなど、

被写体側の立ち位置の工夫も必要ですね。

ともかく、極端な鼻影は注意なのです。

一押しバストアップ

被写体の顔をしっかりキャッチする場合、

バストアップがよいと思います。


好みによりますが、

一般的には胸から上の範囲で

被写体を収めるパターンが多いと思います。


バストアップ部分に目が向かいやすいのかも。

この場合は中望遠レンズ。

無駄カットは想定内

初対面の人物を撮る時、無駄カットが生じるのは

想定内ということ。


駆け上がりはかつて被写体を求める際

知り合いになった方にお願いしたり、

時には大胆にも公園で見かけたりした人に

勢いで撮らせてください!

とお願いしたことがあります。


この時の経験から思うのですが、

無駄シャッターを切る!

フィルムなら数本無駄になってもよし!

そのぐらいの気持ちでシャッターを切る

ということ。


被写体、相手は生き物、人間ですからね。

緊張感がほぐれる、リラックスするまでに

少々時間はかかるのです。

その分もためらわずシャッターを切ります。

シャッターはパチパチ

前項と関連しますが、カメラを構えた際、

相手に「いつ撮るのかしら?」なんて

思わせないこと。


コマ間の時間間隙は大きくしないように

気を付けるべきでしょう。

パチパチ、カシャカシャ撮るのです。


被写体の相手はよほど親しくないと

顔に出ますヨ。

(これも用心なのです。)


ということで

『駆け上がり』流のポートレイトの楽しみ方は

ここまで。


ありふれた内容かもしれませんが、

常々考えていることも加えて表してみました。


お付き合いいただきありがとうございます。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成28年8月10日)

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追記

このページで挙げたものは

カメラによく親しんだ方には新味はない

と思います。


ですが、新たにカメラに触れてみたい方には

道標の一つになるかと思い作成したもの。


まだまだ、手を加えるべき箇所は多々ある

と思いますが、駆け上がりが人物を撮る時に

気を付ける点を取り上げています。


とはいえ、カメラ仲間、写真仲間との会話で

形作られたもの。


特に先輩(駆け上がりから見て年長者)から

受けたものが多いのです。

今は皆さん、それ相応の年齢に達し、

過去ほど語りも多くはありませんけど。(笑)


話を戻して、ポートレイトに触れると

本屋さんでは多くのマニュアルというか、

事例をまじえた丁寧なものが数多くあります。

そちらを参考にした方が早い面もあります。


ですが、ちょっと語らせていただくと、

被写体となってくれた人物が

特に女性であれば、受け取ってくれたアト、

納得してくれるもの、喜んでくれるもの、

ニコッとしそうなものを撮るように

心掛けた方がよいでしょう。


もちろん、多くの方はそうだと思いますけど。


そして、こういうのは嫌われます。

真夏の炎天下で、

目を細めた顔、汗をかいた後の姿で

バスト(アップ)ショット。


まあ、大概、こういう写真、画像を

撮る方はいないと思いますが、

まずアウトですよ。


また、寝起きとか、眠い時とか。

要は化粧が整っていない、

あるいは整いがよくない状態もダメ。


普通、女性はこういう時は嫌がります。

まず、撮らせないでしょう。


しかし、それでも猪突猛進で

レンズを向ける人がいました。

いつも近くにいる彼女なら、

ちょっとした喧嘩で終わるかもしれません。

が・・。

(過去、仲間内ではありましたね。)


でも、避けた方がよいのです。


また、思い出す中、街を歩いて厚かましく

「撮らせてください」

とお願いしたこともあります。


もちろん、一人ではできません。

仲間と一緒です。

と言っても二人。

大勢でゾロゾロはダメです。


ただ、声をかける時は一人です。

そうでないと、相手に警戒心を異様に

与えることになりますから。


で、極めてまれでしたが、

祭りでは解放感もあったのでしょう。

何度か撮影させていただいたことがあります。


でも、今、そのうちのいくつか、

フィルムを持っているのですが、

これは使えませんね。


どこかのお宅の奥様になっていることも

考えられるわけで、今と多少は違っても

勝手には扱えません。


そのため、今は持っていること自体が

「どうかな?」

と思っています。


自分の撮影成果なので、

もったいない気もしますけど。

(でも、廃棄の方向で現在思案中)


今は肖像権云々、ありますからね。


何となくとりとめもない話になりましたが、

ここまでとなります。


お付き合いいただきありがとうございます。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年9月5日)

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