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【修正】2017.10.19 2018.3.11
文章と用語を修正しました。
【画像追加】2017.10.19
二つ追加しました。
・ マグニファイングフード
・ フォーカシングフード

今回はハッセルブラッドのファインダーを

取り上げてみます。

アイレベルファインダー NC-2

目 次
1 はじまりは小道具整理から
2 プリズムファインダー
3 NC-2へ

はじまりは小道具整理から

はじめに、どうでもよい話ですが

本日、僕は休みということもありまして

気の向くまま、小道具整理をしています。


そこで、今、手に持っているものは

ハッセルブラッド。


ハッセルブラッド NC-2


手元にあるハッセルブラッドも

今や、往年の輝きを失ってしまった感じ


ですが

それでも手動でイメージ像を描きながら

あれこれと操作をするのは楽しいものです。


と、ひとりごとを語りながら

ファインダーの箱を開けたのを契機に

早速、話を広げてみましょう。


とはいえ

ハードウエア面で含蓄ある言葉を持ちません。

ですので、アマチュア・好事家として

ものに触れた観点から・・

ということ。


それではアイレベルファインダーのうち

オーソドックスなプリズムファインダーから・・。

プリズムファインダー

基本、ハッセルブラッドにおいて

プリズムファインダーの類は多いですよね。

結構、数を数えると思います。


僕が現在持っているもの

そして

師匠から教えてもらったもの

特に後者はほとんど名称だけになりますが

並べるとこのとおり。


露出計なし

1  NC-2
2  RM-2(これは大きい)
3  HC-3/70
4  HC-4(なぜか手元に)
5  PM45
6  MP90



露出計あり

1  NC-2の発展型?
2  PME45
3  MPE90
4  VFC-6

続いて

師匠から聞いた話も織り交ぜながら

まとめてみましょう。


【露出計あり】では

便宜上「NC-2発展型?」と表現しましたが


過去の雑誌などを見ると

単純に次のとおり表されることが多いかと。

メータープリズムファインダー

・・です。


これだと総称みたいですが

こうした表され方が実際多いのです。


でも

このあたりの表現云々はこだわることなく

「そうなんだ」

と受け止めることにしましょう。


ちなみに

このブログで登場する師匠と呼ぶ方は

僕のカメラの師範だったオジサンです。


(今はおじいさんです。怒るかな?)

(イエイエ寛容な好々爺です。)

たまにこのブログを見てお話をされるいわゆるご意見番ですので、二人称を師匠としました。

少々、話がそれました、戻します。

ここから

ファインダー内のガラス部分を見ながら

頭に浮かぶことをいくつか並べてみます。


はじめに、ファインダーに何を期待するか!

となれば、この三つではないでしょうか。

〇 グラスを通じ見やすく

〇 ピントを合わせやすく

〇 全体が軽く

当然ですよね。


そこで、少々時代をさかのぼると

かつては『フレネルレンズ』なんてものが

ありまして、登場したころは画期的なものと

されたものです。


でも、ピントはやはり会わせ辛いもの。

そして、それは今あるものと比較すれば

ホント扱い難い代物でした。


そのため、先ほどの三つが揃うということは

とてもありがたく感じるのです。

(個人的には)


今は光学技術がとても進歩・発展した時代

と言えますよね。


続いて

ファインダーの中で変わりダネと呼べるものを

取り上げてみます。


使用にあたっては個人の好みもあって

興味を覚える方、そうでない方と分かれる

と思いますが、コレです。

マグニファイングフード


ハッセルブラッド NC-2

※ 僕には少々扱い難いもの


基本的に視力のある人にはよいと思います。

ですが、僕を含め近眼・弱視の方には

ちょっと扱いにくいかもしれません。


眼鏡が邪魔になります。(僕の経験則)

と、話が再びそれましたが

プリズムファインダーへ向かいましょう。

取りあげるものは

オーソドックスな部類・カテゴリーに入るもの。

NC-2へ

NC-2です。


ハッセルブラッド NC-2


また

こちらは『NC-2』の派生型と思われる!

便宜上、呼称を付けていますが

「NC-2 発展型?」

とした露出計メーター付属のもの。


ハッセルブラッド NC-2


では

ここに挙げた二種類を扱って思うことですが

光学系はどちらもしっかりしています。


以前、ハッセルブラッドと似て非なる

KIEV(キエフ)88CM』を扱い

写真を撮った経験からも間違いなく

ハッセルブラッドのファインダーは優れている

と思うのです。


少々、話に膨らみを与えますと

ハッセルブラッドのファインダーは

『KIEV(キエフ)88CM』に装着しても

十分機能を発揮をしてくれます。


しかし

その逆は期待しない方がよいでしょう。

まさに経験者は語るですから・・。

(『KIEV88CM』には申し訳ないのですが)


ハッセルブラッド NC-2

これは『NC-2』です。(↑)

転がるので

マクラにフォーカシングを敷いています。


ハッセルブラッド NC-2

※ こっちは『NC-2発展型?』


いささか、ウクライナ・キエフに

申し訳ない気もしますが

こればかりはやむを得ないでしょう。

作りの違いですからね。


ほかに補足すると

ここに挙げた二つのファインダーですが

カメラを三脚に据えて撮影を行うのであれば

どちらも遜色なく使用できます。


さらに

フォーカシングフードとの違いに触れると

こんな感じですね。


メーターなし『NC-2』は

フォーカシングフードのものより

当然、重量があります。


ハッセルブラッド NC-2

※ フォーカシングフードの一つがこれ。


それでも『NC-2』は比較的軽量のため

手持ち撮影で活用もできるのです。

「NC-2発展型?」は重いので扱いづらいと思います。

そのためか

一般的には『NC-2』の人気が高いでしょう


ただし

中古品を探しに出かけても

最近は専門店・ショップに行っても

あまりきれいなものはありません。


もちろん、皆無ではありませんが

希少性が高くなってしまった現在では

残念ながら、価格は少々跳ねるようです。


でも、それを気にしなければ

今でも良好なものが見つかるかもしれません。


結構、コレクターの方で

箱に入れてしまっている人もいますから

たまに「とびっきり!」の登場もある

と聞きますからね。

「きれいでない」は表面が擦り切れ剥げたもの、一部が欠けている状態をイメージしています。扱いやすく使用頻度が高いので、そうなるのでしょう。今、手元にあるものも、しっかりすりキズをこさえて、使い込んだ証を残しています。

ハッセルブラッド NC-2

一方、露出計内蔵のメーター付属タイプは

外観はそこそこの状態ですが

メーターはまったくダメです。


新品時代、最初のオーナーの手元で

それなりの機能を発揮したと思いますが

今は機能障害中。


もっとも、中古品ですからね。

米国からはるばるやってきたもの

どこでどう使われたかなど見当がつきません。


ですから

「まあ、いいや」ということで

以来もっぱら『NC-2』と同じ扱いへ。

でも、重さだけ、しっかり感じさせてくれます。

構造上、露出計を抱える分だけ重く、単体で『110g』ほどあるのです。

ハッセルブラッド NC-2


そのため、メーター付属の使用は減る一方・・。

仕方ありません。


ほかに、これはフィルムマガジンの着脱にも

影響がありまして、ひと手間かかります。


ファインダー左側のダイヤルの下に

ピンが出ていますが、フィルムマガジン着脱時

これを押し込む動作が必要となります。


ハッセルブラッド NC-2


これが意外と力が必要なんです。

この動作を考えると

手持ちで軽易に扱うことができず

すでに触れたように使用が遠のくのです。


このメーター付属に関しては、装着脱着時

フィルムマガジンか、、ファインダーを

ポロッとなんてことも起きますので

要注意でしょう。

(三脚を立てれば、よいのです。)


ということで

ややネガティブなことにも触れましたが

被写体をじっくり見て構図を定めるには

すばらしい道具たちと思うのです。


今回はここまでとなります。

お付き合いいただき、ありがとうございました。


また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年1月17日)

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