★★★★★★★★★★

駆け上がりでございます。

【修正】
平成29年 2017.9.25
平成30年 2018.5.24
令和4年 2022.1.30
本文と用語を修正
【追記】
平成29年 2017.9.25

今回はハッセルブラッドのマガジン70

話を持ちたいと思います。

※ マガジン:magazine


ハッセルブラッド マガジン70

初めて見た時の雑感

マガジン70。

ハッセルブラッドのマガジンの中で

最も大きいタイプ。


連続撮影機会を拡げる効果が大アリ!

と期待できるものでしょう。


ハッセルブラッド マガジン70


ですが、駆け上がり的には初見の際

このマガジンとプラナー(Plannar)80mm、

カメラ本体、との組み合わせ。


「パッとしないなあ」

と、ね。


マガジン本体を見る時よりも

好奇心のテンションが下がったことを

思い出すところ。

(マガジン70にm(__)mです。)


ハッセルブラッド マガジン70


(↑)と比べるとカッコ悪いかな。

マガジン70の思い出

ちょっと過去の話。


実はこのマガジン70を求めた動機は

何か使用目的があったわけではなく

ただ、ただ、沸き立つ好奇心のみ。


珍しさと軽いノリでキャッチ!

という感じ。


ハッセルブラッド マガジン70


とはいえ、到着アト、使ってみるかと思い、

フィルムの調達に走るも気が付くこと一つ。


何と、専用カセットが一つ欠けています。

まあ、当たり前ですよね。


カセットを交換しつつ使ったもの。

ですから、カセットに入ったフィルムを

求めないことには前に進めません。


長巻を切り分けるとしても、すぐには使えない

そんな中古品でもあるのです。

カセットは専用フィルムが
販売されていた頃のフィルムケース
(ドンガラ)です。
購入すればついてくるもの(でした)。

ともあれ、話のタネにと思い

好奇心いっぱいで、アト先考えずに

10年以上前に求めたわけ。


そして、アト先考えずの答えは簡単、

70マガジン用のフィルムの生産は終了

していたのです。


店頭で求めることができないものだった!

ということ。


それでもまったくなかったわけではなく

ドラムの長巻状フィルムを購入すれば、


さらに15feet(4.6mほど)に切り分け

カセット収納の手間を厭わなければ、

使用は可能でした。


ですが、とても面倒くさいのです。

また、お金と時間に余裕がないとね。

できなかった覚えが残るもの。

※ フィルムはメチャ高かったですヨ。


ということで、今、使いたいと思っても

かなり難しいかな。

たぶん。


そんなマガジン70ですが

構造・仕組み、使用用途を考えると、

想像だけは膨らみます。


まずは、これが挙がりますよね。

マガジン12、24と比べ

フィルム収納が大きいマガジンが

「必要な撮影対象は何?」

ということ。


また、業務で活用するなら

「その仕事は何?」

という感じで想いは膨らむのです。


ハッセルブラッド マガジン70


アト、マガジン70、次の逸話があります。

ご存知の方も多いと思いますが、こちら。


月面着陸したアポロ11号の携行品の一つ。

NASAがハッセルブラッド社に注文し

その結果、誕生したものなんですね。


宇宙で使用された!

マガジン70の扱い

操作、扱いについて話を持ってみます。


始めに行うことから。

フィルム入りの専用カセットと

空の専用カセットの二つを

マガジン引き出し側の底部と上部のツメで

挟んで固定するのです。


ハッセルブラッド マガジン70


また、フイルムはそれを送りだすための穴

『パーフォレーション』を持ちます。

(ライカ判35mmフィルムと形状は同じ)

フィルムの長さは大体4.6m
これが専用カセットの中に収まります。

これらを行ったアト

マガジンと本体カメラを合体させるのです。


前方を『本体カメラの連結部』と見なすと

右側にフィルムのカウンター

ISOの感度ダイヤルが確認できます。


ハッセルブラッド マガジン70


ハッセルブラッド マガジン70


ということで、少々、おぼろげな記憶を

思い起こしながらの話になりましたが

何かのお役に立てれば幸いです。


今回はここまでとなります。

お付き合いいただきありがとうございました。

では、失礼します。

(平成28年11月25日)

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追記

この語り記事・・

実はちょっと気をてらった思いで作成。

少々、変わり種の道具を取り上げたもの。


とはいえ、実用で使用したことがなく

モノに触れた満足感だけを味合いたい!

そのために手元に置いた70マガジン。


そして

じっと見つつ思い浮べることは

もし、このマガジンを必要とするなら


たとえば、建築物を対象にした撮影とか

上空、航空機からの俯瞰した写真撮影とか

そういった世界が関係か?

と思ったりもします。


とにかく、できる限り精緻にして

かつ、大きく表し大量に画像を求める!

そんな分野でしょう。


また、

長時間滞留、マガジン交換が重ねられない

そんな状況下での撮影によいのかも。


ここで、ひとつ思い出します。

航空写真でペンタックス67を使った人が

言っていたこと。


「いちいちフィルム交換なんか」

「できんのよ」

と。


で、あながち間違いではない!

と、今も思っています。


ところで、ユーザーはどうだったか?

との視点を持つと、12、3年前なら

平成15年前後の頃ですね。


長巻フィルムから小分け販売する業者さんが

いるにはいました。

(超マニアックな方が語っていました。)


ですから、

70マガジン愛好者は少数派ながらも

その存在はあったようです。


直接、やり取りをしたことがないので

それ以上の言葉を持ちませんけど。


今回はここまでとなります。

お付き合いいただきありがとうございました。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年9月25日)

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