★★★★★★★★★★

駆け上がりでございます。

【修正】
平成29年 2017.8.30
平成30年 2018.3.27&6.25
文章、用語を修正しました。

今回は『KIEV88CM』を片手に穂高で撮影、

それらのボジフィルムから話を持ちたい

と思います。

KIEV88CM、ゾナー180mm

はじめに、これから挙げる機材は、

平成11年から17年にかけて手元に来たもの。


当時、デッドストック品もあると言われた

東ヨーロッパのカメラやレンズ

結構、夢中になって集めた中の一つ。


駆け上がりは蒐集マニアっポイ、ポかった

と思います。

で、カメラ本体はキエフ(KIEV)88CM


レンズはこちら

カールツァイスイエナ

(CARL ZEISS JENA)

180mmゾナー(SONNAR 180mm)


結構、イイ組み合わせと思うのですヨ。

ではそれらでゲットした画像を並べます。

KIEV88CM・・ペンタコンシックスマウント、お作法を誤るとオシャカになるウクライナ製カメラ



撮ってみた!

穂高で撮影したもの。

まずはこちら


KIEV88CM 中判


『KIEV88CM』と『180mmゾナー』で撮ると

かなりのボケが得られます。


何と言いましょうか。

気に入ったレンズで撮ると

より効果が表れたように感じます。

(当時、この組み合わせにぞっこんでした。)


続いて、上高地の河童橋近くを絞りに絞って

切り取ってみます。


KIEV88CM 中判


シャープさが出ていると思うのですが

どうでしょうね。


f11あたりまで、絞っていますから

相応のシャープさはあると思います。


ここで古くなったボロボロのメモ帳を見ると

この組み合わせでかなり使い込んでいた様子。


木に寄りかかって手持ちで撮影したともあり

重くてもそれなりに融通が効いて撮影できた

と思います。


続くは穂高へ

ロープウエイで上がってから撮影したもの。

岐阜と富山の県境方向を眺めたもの。


KIEV88CM 中判


※ 上部の黒い点は鳥ですヨ。


風がとても強くホールドに『難』があるも

好奇心が先行しシャッターを押すのです。


『難』とはコレですヨ。

一つはカメラとレンズの重さ、

もう一つは曇り空の光量不足。


それでも何とかしようとしたのか、

ブレ対策で絞り値のよいところはどこか

と思案します。


f5.6とf4まで絞りを開け、

遠景でも大丈夫!

としたのがここにある画像。


さらにポジを見て、当時を思い起こすと

東ドイツのレンズに熱を上げていた!

かなり熱いものを持っていたことが

自身のことながら納得、わかります。


今もその名残か、

レンズ本体はありませんが

レンズケースだけは残っています。

(壊れたり物々交換のアトですね。)


KIEV88CM 中判


そのほかのカットを見ると

「こんなん、あったのか」

と思うほどの画像もありましたので

こちらも並べておきます。


『KIEV6C』と一緒の『180mmゾナー』です。


KIEV88CM 中判


よく見ると影が強めに表れています。

ライティングの考慮もなく

慌ててシャッターを切ったかも。


フィルム現像を急いだ消化撮影カットかな。


でも、過去を振り返る残照として、

残すことにします。


ここまでとなります。

お付き合いいただきありがとうございました。


また、寄ってください。

失礼します。

(平成28年7月1日)

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追記

この語り記事はウクライナのカメラと

戦前ドイツのオリンピアゾナーの後裔(たぶん)

東ドイツのゾナー180mmレンズで

撮った画像を並べ想いを表したもの。


そして、レンズでは同じタイプで新旧4本、

集めた覚えがあります。

【蒐集家もどきの雑感】
ヘリコイドがユルユルから、
比較的まともな状態のものまで、
東ヨーロッパからやってきました。
ただ、状態が悪いダメなものが到着すると、
どうしても納得するものが欲しくなります。
そのため何度もオークションでトライ、
結果、想いのほか似たものを抱えることに
なるのです。
いいセラーに出会うのは難しいですよね。
日本と東ヨーロッパの「イイモノ基準」が
なんとなく違うことにも気が付きます。

また、このレンズたち、重いため、

山登りで携行するたびに落とし壊したり

物々交換で友人のもとへ去ったり

と、今残るはレンズケースのみ。


ですからね、時々、過去を振り返り、

「残しておけば、よかったのに」

と思ったりもします。


ですが、ものに執着しないように

気を付けたりもしているのですヨ。


そうしないと、ね。

際限なくカメラとレンズが増えます。

使い先がないカメラ達が気の毒

と映るのですよ。


カメラととともに

「楽しむカメラ」

ですからね。


ここまでとなります。

お付き合いいただきありがとうございました。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年8月30日)

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