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駆け上がりでございます。

【修正】
2017.9.12
2018.3.10&7.22
文章と用語を修正しました。
【再編集】2017.9.12
再編集項目を加えました。
※ 画像は平成21年7月撮影分から

今回は夜更かし活動の経験を語ります。

テーマは夕景です。


ある日、奄美群島の海岸部で

夕日が下りて行く姿に出会ったもの。


カメラはハッセルブラッド

レンズはカールツァイス(CARL ZEISS)の

『ゾナー150mm』。


ハッセルブラッド 喜界島


ハッセルブラッド 喜界島


ここで簡単にレンズのスペックというか

仕様的なものに触れるとこんな感じですね。


カメラ仲間のワイワイネタですから

目安ですけど。


とはいえ、チェックはしていますから

大丈夫です。


もっとも、径や絞り値はレンズを見れば

すぐ、わかるでしょう。


ゾナーSonnar150mm

 最短撮影距離  140cm
 重量  710g
 フィルター径  50mm
 絞り値  4-32
 レンズ構成  3群5枚



続いて、撮影にあたっての環境に触れると

季節は夏。


訪れたこの日は朝から晴天

まさにお昼はピーカン日和です。


午前中に耳に入れた話では

午後から天気が崩れるとあったので

少々心配していたのですが、

この日は夜まで雨も降らず雲もなく

イイ感じ。


そして、この日の夕景はとてもきれいに

目に入ってくるのです。


ですから

その日の環境は「よかった」・・と。


では、話を夕景に持っていきます。


対象は逆光域というか

レンズは被写体を逆光の状態で

受け止めることになります。


お日様は西へ

西の奄美大島にお日様は落ち始めます。


過去、同じような状況、環境で何度も

大量の白飛び結果を作った経験から

次の行動を取ります。


まず、露出計を用いて

順光部の明るさを計測します。


単純です。

結果の絞り値とシャッタースピードの関係を見て

大体『1.5EV』から『3EV』までの間で

マイナスに段階露出をするのです。


(単なる経験則ですけど)


逆光のお日様の光は強烈ですからね。

なお『EV』は「段」と置き換えれば

わかりやすいでしょう。


たとえば、最初の設定が

『1/250』のシャッタースピードで

絞りの『f』値が『5.6』であれば

そのアトは『8-11』、『11』、『11-16』

続いて『16』まで『f』値を変えて

撮影するのです。


早い話が絞りに絞る!

それだけです。


ただし、段階露出の幅が広がった分だけ

ヒットするというか

イメージどおりのものも生まれますが

「なんだこれ!」

と招かれざる撮影結果も誕生します。


ですから

フィルム費用がかさむかも・・。

少々、この部分がネガティブなところ。


ですが、これを何度か繰り返すと

自分なりの尺度ができあがります。


つまり、シャッターを押した分だけ

将来の無駄が減る!


そんな感じでしょうか。


話を戻して

他にシャッタースピードを変える!

そんな手もあります。


『EV』の変化分に対応できればよいのです。


しかし

その場合、シャッタースピードに合わせて

無理くり『f』値を開放値近くに近づけると


たとえば『F2.8』から『f2.8-4』にすると

(『プラナー80mm』の場合)


被写界深度によっては

イメージの齟齬をきたすこともあるでしょう。

(主に手持ちの撮影の場合が該当)


遠景であれば、それなりに見られる

(見るに耐えられる)ものは生まれますが

絞った方がよいことは間違いありません。


それは、被写界深度が狭まると

何となくボケた範囲が広くなりますから・・ね。

(もちろん近景物が基本該当、経験から。)


そのため、景色であれば三脚を用意

シャッターのスピードは

ゆったり目にした方がよいでしょう。

これがその時のサンプル。


ハッセルブラッド 喜界島


対岸は奄美大島、夕日は奄美大島に落ちます。


なお、これ以外の要領もあり、プロの王道も

あるかもしれませんが「楽しむカメラ」では

これをよしとしているのです。


超自己満足カメラ人・・ゆえ。


今回はここまでです。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

また、見てください。

失礼します。

(平成28年9月18日)

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再編集 平成29年9月12日

はじめに

このページは「夕景」と名を出していますが

本来はそうしたカテゴリーとは違うかも

しれません。


単なる露出抑制的な写真、画像と映るかも。

(実際、そうでしょうけど)


ただ、言いたかったこと、留意点は

夕陽の光の量の多さですね。


色温度の低いと思われる部分が

消えてしまうおそれがあること。


それを避けて、まんべんなく、フレームの中に

色が散らばれば「いいや」と考えたのです。


また、このアト、ずいぶん経ってから

同じ環境で夕陽が落ちるのを見に行きました。


その時に気が付いた点は

実際の夕陽が見える情景と比べれば

残念ながら、画像の中央部はやや暗いということ。


仕方がないと言いましょうか

当然と言えば、当然なんですが


「現実」と「画像」が寄り添うものに

ならないのですよ。


また、段階露出は可能な限り

多くした方がよいかもしれません。


そうすれば、好みの選択肢は広がります。


結局「これだ!」と思う『短い時間』に

シャッターをより多く切る!

ということになるのでしょうか。


今回はここまでです。

お付き合いいただき、ありがとうございました


また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年9月12日)

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