2017.5.25&9.28
2018.2.28&5.31
文章、用語の修正をしました。
【再編集】2017.9.28
再編集項目を加えました。
今回はこちら
中判カメラ『PENTAX 67』で用いる
75mmレンズを取り上げたいと思います。
基本、話の対象は使用にあたっての想いと
操作感が主体。
また、ココでの取り上げ話は
かつてのカメラ仲間と語り、そこで得た知識
加えて、僕が承知する範囲のもの。
トピック的に話題になるものはありませんが
何かのお役に立てれば、と思い広げてみます。
1 ペンタックス67 75mm あらまし
2 ペンタックス67 75mm レンズ6種類
3 ペンタックス67 75mm 使用雑感
4 ペンタックス67 75mm 雑感もう少し
ペンタックス67 75mm あらまし
はじめに、現在手元にある75mmレンズは
こちらになります。
S-M-Cタクマー6×7 75mmF4.5
※ Super-Multi-Coated TAKUMAR/6×7
結構、軽く!
そのためか、個人的には使いやすいレンズ
と見ています。
もし、欠点をあげるなら
開放値F4.5が「残念!」かと。
しかし
天候をよく見て使用すれば
さしたる問題点はないと思うのです。
また
75mmはほかのPENTAX67のレンズと比べ
種類(バージョン)が豊富と言えるでしょう。
6種類を数えます。
そのためか、探せば(「探せばですよ」)
どれかのタイプを見つけることができる!
と思います。
ペンタックス67 75mm レンズ6種類
続いて
仕様、スペック関連を紐解いてみましょう。
ただし、ここにあるものは
カメラ仲間、師匠の言葉を、かつてメモしたもの。
参考程度、目安で見ていただければ幸いです。
とはいえ、テキトーな数値ではありませんので
目に入れられる方はご安心ください。
(正規のマニュアルが、今、手元にないため
このような表現をしています。)
スーパータクマー6×7 75mm F4.5
S-M-Cタクマー6×7 75mm F4.5
SMCペンタックス67 75mm F4.5
SMCペンタックス67 75mm F2.8AL
SMCペンタックス シフト6×7 75mm F4.5
SMCペンタックス シフト67 75mm F4.5
1 2 3 | 4群5枚 |
---|---|
4 | 5群7枚 |
5 6 | 8群9枚 |
1 2 3 | 38mm |
---|---|
4 | 38mm |
5 6 | 38mm |
1 2 3 | 82mm |
---|---|
4 | 67mm |
5 6 | 82mm |
1 2 3 | f22 |
---|---|
4 | f22 |
5 6 | f32 |
1 2 3 | 70cm |
---|---|
4 | 41cm |
5 6 | 70cm |
1 2 | 600g |
---|---|
3 | 560g |
4 | 560g |
5 6 | 950g |
この中で
『5』番目と『6』番目はシフトレンズ
アオリが利くものです。
ただ、残念ながら、僕の場合
アオリ機能付きは使用したことがありません。
ですので、これ以上の言葉を持ちません。
ですが
少なくとも様々なタイプがあることを
ご承知いただける機会にはなるでしょう。
また、『4』番目は75mmレンズにおいて
年代がかなり下ってから生産されたレンズ。
2001年ごろにお店で見かけたと思います。
とはいえ、こちらも既に生産は中止。
そして
このレンズ、一番アトで登場したためか
機能的に75mmレンズ中では一番の優れもの
と言えるでしょう。
こちらも結局手を出すことはなかった
(出せなかった)ので多くは語れませんが
しかし
もし、これから『PENTAX 67』を使って
フィルム撮影の沼にはまりたい!
レンズ沼にはまりたい!
という方で
「75mmレンズを選びたい!」
との考えをお持ちなら
他の三つより(アオリ付きは除いています。)も
『4』番目お勧めしましょう。
(なかなか見つからず希少性は高いですよ。)
何と言ってもですね。
最短撮影距離 41cm
これはメチャメチャ魅力です。
他は70cmまでしか寄れないわけで
広角側に関心が高い方は
興味を覚えるのではないでしょうか。
ここで余談ながら、レンズを探す際は
お店・ネットを含め、基本、対象は中古になる
と思いますけど。
それでも、75mm F2.8ALであれば
新品、あるいは新品と同様を期待できる
・・かもしれません。
なぜなら、過去デッドストックの登場を
オークションで見たことがあるのです。
(極めてレアな場合ですが・・)
ペンタックス67 75mm 使用雑感
続いて
僕がはまっていた(いる)75mmF4.5レンズ
これの使用雑感に触れてみましょう。
今、手元にあるもは数年前に友人経由で
ヤフーでゲットしたもの。
頑丈なイメージを持たれませんか
もっともPENTAX67のレンズは全般を通じ
ゴツイ印象を持つものですけど。
とにかく
見ているだけで頼りになる感じはします。
また
先ほどの75mmF4.5(『1』『2』『3』番目)は
基本設計が同じ!・・と表しましたが
多少、外観が異なる部位はあります。
正確には機能は同じでも素材・形状が違う構成品を
用いられている場合もあるということ。
ですが
使用上、気にするものではないでしょう。
さらに
先ほど75mmF2.8ALを「お勧めですね」
と強調しましたが
75mmF4.5も使用において
満足いく効果を発揮すると受け止めており
個人的には重宝しています。
それは、レンズ重量が比較的軽いこと。
※ 600g(560g)
カメラ本体が重いだけにこの点はポイントが高い!
と言えるのではないでしょうか。
そのため、F4.5も晴天時なら
十分手持ち撮影に応じてくれるのです。
とはいえ、僕の場合はどちらかと言えば
昼よりは夜に使用するので
やや一般的に非ずと映る趣向を持ち扱っています。
それは何かといえば
イルフォードのデルタ3200をカメラに詰めて
使用するということ。
夜間撮影と称して、夜の街へ・・。
たとえば、こういう対象をパチリとします。
暮れのミナミルミ
高島屋から JR東日本本社に向かう途中
なんとなく華やかな夜を試写しました。
電飾の球がしっかり映ります。
(平成25年12月末)
※ イルフオード 3200 EI6400 開放F4.5
街の情景をザラザラな感じで埋め尽くそう!
・・と、意味不明なことを考えていたころ。
ともかく
中判6×7の75mmレンズの焦点距離は
35mm判のそれに置き換えると38mmほど。
とても使いやすいレンズと思うのです。
標準よりやや広角側に広がって
好みの情景、光景を切り取ることができます。
もちろん、これは僕の個人感ですけどね。
そして
もう一つ個人感を語れば
再び重さについて・・ですが
90mmと105mmの二つのレンズを比べても
「75mmの方が軽いか」
「ほとんど変わらない」
わけで・・
つまり、扱いやすい!
これも良点でしょう。
それでは、続いて画質はどうでしょうか
個人的な想いいっぱいの結論を語れば
「ほかのPENTAX67レンズとの遜色はなし」
ですね。
ただし、若干、言葉を補足すると
このレンズで大伸ばしの経験はないので
それを除けば気にする点はなしと思うのです。
さらに続けて、過去、お店に行った時の話
店員さんから75mmF4.5レンズは
「あまりお勧めはしない」
と説明を受けたことがあります。
当時は不思議に思っていましたが
アトで聞いた話、お店も営業ですから
「もう少し、高いのを買って!」
とのこと。
ですから
75mmF4.5レンズはセールストークでも
ちょっと受難だった様子。(笑)
その際、耳に入れたものは、これ。
理由として引き合いに出されたのは
F値、「F4.5で暗い!」ですね。
もっとも、このセールストークは
75mm F2.8ALが登場してからのこと。
15年ぐらい前になります。
ペンタックス67 75mm 雑感もう少し
それでは雑感ですが、もう少し続けてみます。
次はコレ・・
「75mmF4.5レンズのゲットはどうする?」
「その環境は?」
です。
実際、このレンズは、今でも
お店(中古店)・オークションで目に入ります。
手元に置くことを考え付いたら
それほど、ゲットは難しくない!
と思うもの。
それに値段も経年の変化が考慮されるためか
比較的安く手に入るようです。
この背景は、不測の事態をよく起こす
つまり落として壊してしまう僕には・・
とてもよいもの。
そのためか、この環境も魅力の一つ。
終わりにこれも僕の個人的な好みですが
レンズ前玉の曲面のこと。
このちょっと飛び出したような丸みを見ると
何かなめたくなるような感覚を覚えます。
実際はなめませんけど。(笑)
この感覚は、ロシアのゾデイアック(ZODIAK)
このタイプの魚眼レンズに触れた時と同じ。
(もちろん、個人感ですよ。)
でも
不思議なことに僕だけではなく
かつてのカメラ仲間も言っていました。
ソフトクリームをイメージするから?
わかりません・・?
ともあれ、お気に入りの一つ
75mmF4.5レンズ、いい奴です。
今回はここまでになります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
では、失礼します。
(平成28年11月6日)
再編集 平成29年9月28日
あらためて、お話させていただきます。
唐突ながらも
75mmF4.5は探すと大概見つかります。
バージョンが異なるとはいえ
長期に渡り生産されたことが関係するのでしょう。
(F2.8ALは別格ですよ)
また、本文中にも表していますが
開放値がF4.5のためか、軽く扱うというか
あまり大事にする人はいなかった!
・・のかもしれません。
あるいは
好んで撮影に持って出かける人は少なかった?
なぜなら
かつてのカメラ仲間を見て思うのです。
かなり時代は遡ったころになりますが
F4.5を嫌がった!
加えて、比較的廉価で、数が多いことがダメ!
妙なものですが希少性に乏しいと見ていた様子。
だから
僕の手元に多く集まったとも言えるわけで
ある意味、僕は感謝すべきなんですが
そんな受け止め方をされたレンズなのです。
しかしながら、このレンズ、軽いのです。
(何度も繰り返しますけど。)
結構、振り回しは抵抗なくよかった!
と思うのです。
それに何と言っても
レンズには申し訳なく感じますが
ダメにしても、つまり落として壊しても
代わりが見つかる機会があるわけで
しかも安価にです。
(他のレンズと比較しての話ですよ。)
重宝でしょう。
さらに話変わって、高感度フィルムを使えば
夜間時の撮影時にも何とかなりますから。
使用の幅もあるのです。
ということで、とりとめもなく表しましたが
今回はここまでとなります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
では。
失礼します。
(平成29年9月28日)