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駆け上がりでございます。
平成30年 2018.1.3
文章と用語を修正
令和7年 2025.12.8
意味不明な文言を修正、削除
今回はこちら、
「夕日、電燈光源下で撮るならどうする?」
で話を持ちたいと思います。
※ 対応は色フィルター(デーライトフィルム)
光の三原色、加法混合
はじめに『光の三原色』に触れつつ
『加法混合』から話を進めます。
『光の三原色』はこちら。
GREEN G(緑)
BLUE B(青)
見たら、聞いたら
「ああ、そうか」
となるもの。
続いて、この三つの光の色の波長を
ザクッと表してみます。
| RED(赤) | 600 – 750 nm |
|---|---|
| GREEN(緑) | 500 – 600 nm |
| BLUE(青) | 400 – 500 nm |
少し言葉を加えますと
赤外線はREDの波長より長い域ですし、
紫外線はBLUEの波長より短い域となります。
大まかな見なしですが、
この捉えで『光の三原色』を頭に入れて頂くと
アトがわかりやすいと思います。
次に、『加法混合』です。
これは『光の三原色』において
これら三色を混ぜれば混ぜるほど
明るくなり、全部足すと白になる!
ということ。

このことはよく聞くと思います。
また、次もよく耳に入ることですが、
『光の三原色』の組み合わせで、
すべての光の色が作られ、表示されます。
顕著なものではコチラ
『R+G は YELLOW』
『R+B は MAGENTA』
『B+G は CYAN』
● MAGENTA M マゼンタ
● CYAN C シアン
となるのです。
このあたりを承知しておくと、
光の色を考える上で便利でしょう。
続いて、参考として色も取り上げます。
『色の三原色』は・・
MAGENTA M(マゼンタ)
YELLOW Y(イエロー)
となります。
そして、『色の三原色』の場合は
『減法混合』ですね。
Y、M、Cの組み合わせ次第ながらも
混ぜれば混ぜるほど暗い色ができるのです。
さらに『色の三原色』すべてを混ぜると黒へ。
プリンターのインクが代表例でしょう。
話を戻して、『光の三原色』です。
先ほどの話をやや深めます。
光の補色関係です。
→ 『B+G は CYAN』
『B+Y は 白』
→ 『R+G は YELLOW』
『G+M は 白』
→ 『R+B は MAGENTA』

続いて、参考です。
RGBではこの表現もあります。
青緑(0,255,255)と赤(255,0,0)
緑(0,255,0)と紫(255,0,255)
専門書あたりではもう少し注釈がつく
と思いますが、写真画像を撮ったり
媒体に表すだけなら、こういうものアリ
ということを承知すれば、十分でしょう。
ここまで話が少々膨らみましたが
意識する点をまとめるとこちら。
● 『減法混合』は紙媒体等での色再現
次の項で『加法混合』が必要となります。
夕日、電燈下で撮る
ようやくココに至ります。
「夕日、電燈光源下で撮るならどうする?」
どういうことかと言いますと、
夕日、電燈光源下でデーライトフィルムを
使用すると、赤かぶりというのか。
赤っぽく、橙っぽい色になることがあるのです。
「それを防ぐためにどうするか?」
あれこれ思いをめぐらしますよね。
その時、『光の三原色』の関係を使うのです。
※ 実対応はフィルター
基本、この流れ。
『R+B+G は 白・WHITE』
要は赤っぽさ、橙っぽい色を
白・WHITEにすれば消えるわけです。
そこで、それに対応したフィルターを
レンズにあてればよい!
ということ。
『R+C は 白・WHITE』となりますから
シアンブルーのフィルターをあてれば
抑えられるでしょう。


また、蛍光灯下で
同様にデーライトフィルムを使用すると
緑かぶりをします。
これも同様に考えて
『G+M は 白・WHITE』から
マゼンタ・MAGENTA色フィルターを
使用すればよいのです。


この先は・・
ということで、
「夕日、電燈光源下で撮るならどうする?」で
駆け上がりがフィルムを使った撮影の際に
意識したことを取り上げてみました。
※ フィルターの扱い方
ところで、今はデジカメが多いですよね。
デジカメの多くはAWB機能があるので
色かぶり対処でのフィルターを意識する
必要はないでしょう。
ただ、色付きフィルターの活用に触れると、
デジカメでも使う人はいます。
単にフィルターの色を被せたいとのこと。
どうやら、
色付けして楽しみたい考えもあるようですね。
人それぞれという感じ。
でも、フィルター資産が活きるので
イイかもしれません。
今回はここまでとなります。
お付き合いいただきありがとうございました。
よかったら、また寄ってください。
失礼します。
(平成29年3月5日)






