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駆け上がりでございます。

【修正】
平成30年 2018.1.22&3.7
令和4年 2022.1.25
文章と用語を修正
令和7年 2025.11.25
意味不明な文言を修正

今回はハッセルブラッド(旧型)で

接写をするなら中間リングを使って

みたら、という話。

ハッセルブラッド 中間リング

中間リング(extension tube)

中間リングは単にチューブとか

エクステンションチューブ

(extension tube)と呼ばれるもの。


単純にチューブ、管のことですね。


レンズとカメラ本体との間を広げつないで

焦点距離を伸ばすもの。


ハッセルブラッド 中間リング


ハッセルブラッド 中間リング

※ レンズへ取り付けたところ。


「どのようなものがあるか?」

となれば、駆け上がりが始めに挙げるは

『21mm』ですね。


また、小さいので運びやすい『10mm』も

あります。


ほかに

「えー、そんなものもあるの?」

と思う長さを持つのが『55mm』。


そして、カメラとレンズの間に中間リングを

用いるとレンズの焦点距離が伸びます。


効果はこの通り。

「画角は狭く!」ということで

「像は大きく」となります。


となると、『マクロ撮影』『接写』への活用へ

頭が向かうところ。


プロクサーと同じ効果アリかな。

※ クローズアップレンズ





ですが、効果はあるも少々異なる点もアリ。

プロクサーは露出倍数(係数)がかかりませんが、

中間リングは露出補正が必要となるのです。

※ ココはまたアトで触れます。


ハッセルブラッド 中間リング

使い道

先ほど『接写』と言葉にしましたが

それ以外にもこんな用途アリ。


駆け上がりはかつてよく焦点距離を増して

人物像を大きめに撮るといった活用にトライ!


それはカメラ仲間の師匠にうかがいながら

女性のバストアップ撮影。


ところで、中間リング、ここまでの表しで

手放しに「よき道具」としての印象を

もたれるかもしれません。


しかし、簡易の手段、応急処方の一策

と見なした方がよいでしょう。


それは焦点距離を伸ばしても

本来のそれを持つ準望遠、望遠レンズ

と比較すれば、その写りはやはり落ちる

と思われること。


まあ、F値に影響はありますからね。

性格(要露出補正)

先ほど、露出補正に触れかけましたが

それを背景に話を進めます。


ハッセルブラッド 中間リング


中間リングで撮影を試みると、

使わない場合と比較すれば

単位時間あたりの光の量は減少。

【単位時間あたりの光の量】
ある一定の時間、フィルム面、
あるいは撮像素子に至る光の量

つまり、中間リングを使用した撮影は

強引に焦点距離を伸ばす手法なのです。


これは中間リングを用いない場合よりも

1段分、2段分といった感じで露光量を増やす

必要があり、撮影時間が長くかかる

ということ。

露出補正の必要アリ!


ハッセルブラッド 中間リング


たとえば、使用前が『f8』であれば

『f5.6』あるいは『f5.6-4』ぐらいにして

光を多めに取りこむ作為が必要というわけ。


ほかに光の量を多く取り入れるために

シャッター速度を遅めにする手法もあります。


ともあれ、中間リングを扱う際は光量不足に

気を付けるべきと付言し結ぶことにします。





ここまでとなります。

お付き合いいただきありがとうございました。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年5月2日)

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