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【修正】2018.2.20&3.22
文章と用語を修正しました。
【内容追加】2018.2.20
POOフィルターの画像と文章を追加しました。

今回はコントラストを上げるフィルターを

取り上げてみます。


白黒(モノクローム)で撮影する際

コントラスト上げに用いるフィルターのこと。


コントラスト フィルター

目 次
1 目が覚めるか眠いか
2 モノクロフィルター
3 『PO』表記

目が覚めるか眠いか

はじめにこれは・・

基本、コントラスト(CONTRAST)の話です。


一言で言えば

目が覚めるか眠いか

・・の違いです。


もう少し言えば、コレですね。

メリハリのあるものはコントラストが高い!

ということ。


同時に、このことは当たり前ですが

メリハリのないものはコントラストが低い!

ということ。


もっと言えば

はっきりした画像はコントラストが高く

その逆はコントラストが低い

と言えるでしょう。


そして

このように言い表すと

何かコントラストの高い方がよくて

低いのは悪いように聞こえてきますが

決して、そうではありません。


たとえば

コントラストが比較的低いものは

柔らかい感じをもたらします。

いわゆるフンワカ感・・ですね。


また

コントラストが高すぎると

自然な感じが損なわれる弱点もあるわけで


やりすぎ、効果を上げすぎると

ギチギチというか、突っ張った感じがします。


そのため、撮影対象で効果の進め方は

変えればよいでしょう。


サンプルとして、景色、建物を撮る場合

僕はコントラストを高めます。

その方が迫力を増せると考えるからですね。


コレはコントラスト高めの場合

コントラスト フィルター

※ 鹿児島県奄美大島


コレはコントラスト意識せずの場合

コントラスト フィルター

※ 新宿、工事現場


また

花、動物などはコントラストを下げる方向へ

運びます。


と言いましょうか

高めることなく、ほとんど手を加えません。

モノクロフィルター

今度は視点を変えモノクロフィルターについて

話を持ってみます。


僕の知る範囲が基本ですが

はじめにこれが挙げられるでしょう。

イエロー(Y)です。


一般的に知られるというか

かつてカメラセットでよく一緒に付いてきたもの。


ですから

これは知っている方が多いと思います。


余談ながら

そういう方々は経験豊富な年長組か

ロシアや、東欧カメラに興味ありの方々

ではないでしょうか。


コントラスト フィルター


これ以外にも

オレンジ(YA)とレッド(R)があります。


コントラスト フィルター


これらはそれぞれが特性として持つ

該当波長の光を制限するもの。


また

その効果でコントラストの強さを表示し

区分されているわけです。


効果の強さに触れると

イエロー、オレンジ、レッドの順番ですね。


おそらく、このブログをご覧の方は

「知っているよ」の世界でしょうけど。

確認用として付しておきます。


と、話を持ちながら、あまり波長云々で

ややこしく考えると大変ですので

こんな感じで捉えておけばよいでしょう。


まず

少々コントラストを上げたい場合は

イエローで「よい」と思います。


それよりも少々強めに上げたい時は

オレンジ・・ですね。


さらにこの場合

太陽の光がメチャ強く、空と雲が判別つかない

と思われる時とか


コントラストをメッチャ上げたい時は

レッドという具合でよいかと。


とはいえ、これらのフィルターは単に付ければ

「よし」とはなりません。


露出補正 がかかります。


これは承知しておくべき事項ですね。

そうでないと、アトで現像後のフィルムを見て

「アチャー」と声を発する状態になるでしょう。


ご用心です。


そして、ここに挙げたものは

かつて僕が使ってきたフィルターですが

どれも、補正段数はこのように表れています。

 イエロー  x2 1段
 オレンジ  x4 2段
 レッド  x8 3段



ということで

段数表記は、だいたいこんな形かと

フィルターの縁に倍数、段数が表示されています。

使用する際は確認した方がよいですね。

(まれに何も表れていないものもあります。)

『PO』表記

続いて、『PO』表記のフィルターです。

今はあまり見かけませんけど。

師匠はじめ、かつてのベテラン域の人は

使っていました。


それで「それは何か」といえば

ポートレイト用なんですね。


もう少しはっきり言えば

ポートレイト、人物写真でも使えるフィルター

というもの。


コントラスト フィルター

青色、赤色、橙色を抑えて、緑色を加味します。
『光の三原色』から「ああ、そうそう」となると思います。
たとえば、唇のド派手な口紅とか、化粧の激しさを抑制して、コントラストなどを調整するものと言えるでしょう。
また、樹木生い茂る中で使用すれば、樹木などを強調できると思います。
(白黒用)

基本的に・・

晴天時扱いとなり、強弱で種類を数えます。


ということですが、残念ながら

僕の場合、使用実績が乏しいので

持てる言葉はここまでとなりますが

機会があれば、触れてみるのもよいでしょう。


それでは

「コントラストを上げる時はどう?」の話を

終えることにします。


ここまでお付き合いいただき

どうも、ありがとうございました。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年8月10日)

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