★★★★★★★★★★

駆け上がりでございます。

【修正】
平成30年 2018.2.20&3.22
文章と用語を修正
令和7年 2025.11.25
不明な文言を修正
【追記】
平成30年 2018.2.20
POOフィルターの画像と文章を追加

今回はフィルターで話を持ちたいと思います。


白黒(モノクローム)フィルムで撮影する際

コントラスト上げで使うフィルターのこと。


コントラスト フィルター

目が覚めるか眠いか

コントラスト(CONTRAST


一言で言えば目が覚めるか眠いかの違いです。


もう少し言えば、コレですね。

メリハリのあるものはコントラストが高い!

ということ。


また、こういう表現にもなります。

メリハリのないものはコントラストが低い!


そして、このように言い表すと

コントラストの高い方がよく、

低いのは悪いと聞こえるかもしれません。

ですが、そうではありません。


コントラストが低いものは柔らかい感じを

もたらす傾向があります。

いわゆるフンワカ感ですね。


また、コントラストが極端に高くなると

自然な感じが損なわれますよね。

ギチギチというか、突っ張った感じがします。


そこで効果の加え方は撮影対象で変えればよい

と思うのです。


サンプルとして、景色、建物を撮る場合

駆け上がりはコントラストを高めます。

迫力を増せると考えるから。


コントラスト高めの場合(↓)

コントラスト フィルター

※ 鹿児島県奄美大島


コントラストを特に意識しない場合(↓)

コントラスト フィルター

※ 新宿、工事現場


ほかに、花、動物などはコントラストを下げる

方向へ運びます。


と言いましょうか、高めることなく、

ほとんど手を加えません。

モノクロフィルター

モノクロフィルター


駆け上がりの承知範疇で話は進みますが

はじめに挙げるはコレですね。

イエロー(Y)


一般的に知られるというか、かつては

カメラセットで一緒に付いてきたもの。

ご承知の方が多いでしょう。


コントラスト フィルター


ほかにオレンジ(YA)レッド(R)もあります。


コントラスト フィルター


それぞれ該当波長の光を制限する特性を持ち、

その効果でコントラストの強さを表示し

区分されているわけです。


そして、効果の強さに触れると

イエロー、オレンジ、レッドの順番ですね。


アト波長云々との話もありますが

詳しい専門書が世にありますからね。

ここではこんな感じで捉えたらイイヨね!

で、終えることにします。

露出補正

フィルターの使用にあたって

少々コントラストを上げたい場合は

イエロー(Y)でヨシか、と。


それよりも少々強めに上げたい時は

オレンジ(YA )。


太陽光が強く、空と雲の区別が難しいとか

コントラストをメチャ上げたい時は

レッド(R)でヨシでしょう。


ただ、これらのフィルターを取り付けたアト

必要な行儀作法が一つあります。


それぞれ露出倍数(フィルターの係数)が

かかるので、露出補正が必要です。


これは承知しないといけません。

そうでないと、アトで現像後のフィルムを見て

「アチャー」

と声を発する状態になるでしょう。(笑)


ご用心です。


ところで、ココに挙げるものは駆け上がりが

かつて使ったフィルターですが

露出倍数(絞りの補正段数)はこの通り。

 イエロー  x2 1段
 オレンジ  x4 2段
 レッド  x8 3段



フィルター使用の際は確認した方がよいですね。

(まれに何も表れていないものもあります。)

『PO』表記

『PO』表記のフィルターです。

今はあまり見かけませんけど。

師匠はじめベテラン域の人は使っていたもの。


「それは何か」

といえば、ポートレイト用なんですね。


もう少しはっきり言えば

ポートレイト、人物写真でも使えるフィルター。


コントラスト フィルター

青色、赤色、橙色を抑えて、
緑色を加味します。
『光の三原色』から
「ああ、そうそう」となると思います。
たとえば、唇のド派手な口紅とか、
化粧の激しさを抑制して、
コントラストなどを調整するもの
と言えるでしょう。
また、樹木生い茂る中で使用すれば、
樹木などを強調できると思います。
(白黒用)

※ 晴天時扱いとなり強弱効果で種類アリ


駆け上がりの場合、使用実績が乏しいので

持てる言葉は終了です。


今回はここまでとなります。

お付き合いいただきありがとうございました。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年8月10日)

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