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駆け上がりでございます。
文章と用語を修正しました。
マウントアダプター編
今回はデジカメ撮影に応用できそうな
マウントアダプターを取り上げます。
ハッセルブラッド用(Cレンズ)のレンズを
キャノンEOSカメラで使いたい場合のもの。
ハッセルブラッドとキャノンの両社が聞いたら
「純正を使え!」
とお叱りを受けそうですが、でもね、
面白いのでトライしてみます。
出てきたものはこちら。
HASSELBLAD → EOS の向きで
転換ができるマウントアダプターです。
駆け上がりはものを大事にするので
比較的きれいな状態です。
(自分で言ってしまいました(笑))
ところで、製造元を箱、パッケージから見ると
KIPONの製品、中国製です。
ジーッと見ていると、中国の会社企業は
こんな、どこか、人の関心、産業の隙間に
入り込むことに長けているのかも。
ニッチ(niche)なところへの攻めが
巧みなのでしょう。
商売上手ってこと。
蛇足ながら、
あの宇宙船の「神舟」もロシアというか、
旧ソ連「ソユーズ」の模倣でしょう。
多少のアレンジはあると見なすも
大きくなった以外、形はそっくり。
でもね、マネ、模倣は相手が了解なら
アリかもね。
『守・破・離』なんて言葉もあるくらい。
話を戻しますね。
このマウントアダプターは中国製品ですが、
見た目、粗雑な面が見られず質もよさそう。
(かつての中国製のイメージとは違います。)
それではKIPON製品で
カールツァイスとEOSをつなげてみます。
レンズは120mmのS-Planar。
こんな感じ。
少々KIPONのアダプターリングに触れると
三脚座が付属しています。
これは便利でしょう。
大きいレンズであれば扱いやすくなります。
350mmのテレと結び、直接カメラ本体で
据え付けることはないと思いますが
テレレンズの場合、素直に助かる機能。
つなぎましたよ。
重厚かつ重量感ありますね。
また、マウントアダプターの使用で
扱えるレンズに触れると、こうしたところ。
C、CFレンズなどVシステム適合のものが
該当するでしょう。
以前、Cレンズのみとの表現を持ちましたが
訂正しておきます。
そして、操作上の大事な点はレンズを
シャッターチャージ状態にすること。
そうしないと撮影に使えません。
これは当然と言えば当然ですが
ここでのハッセルブラッドの特性から
忘れてはいけないのです。
でも、神経質にならずとも大丈夫です。
シャッターチャージしていないと
ファインダーを通じ何も見えません。
ブラックアウト状態のため、すぐ気が付きます。
ほかに、電極、電気接点が設けられており
ピント「合焦」時に点灯とあります。
ですが、僕の場合は自分自身の目を頼りに
しています。
このアトは、いくつか撮ってみたのが続きます。
銘板にピントを合わせ(↑)
※ 開放f5.6。
鼻らしきところにピント合わせ(↑)
※ 開放f5.6。
不思議な道具には映りますが
いろいろな可能性を広げてくれるので
これも興味深い道具なのです。
アト、少々、言葉を足しますね。
ピント合わせ時はシャッターチャージ状態。
ですから、開放で明るくできます。
続いて、そのあとの絞り値の変更、合わせが
必要になりますので、忘れてはいけません。
(僕はマニュアルですが、)
(絞り優先モードでも大丈夫でしょう。)
つまり、
手動絞り込みボタンを押すということ。
また、
押し込んだあと、絞りを開放にしたければ
絞りリングを開放の値まで回転させれば
戻ります。
これは承知しておくとよいでしょう。
こんな感じで撮影に使用すると
三脚が必要になることも感じてきます。
ですから、「だから、三脚座があるんだ」と。
何気に得心します。
今回はここまでです。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
また寄ってください。
では。
(平成29年3月17日)