2017.8.24
2018.3.4 & 12.21
用語と文章を修正しました。
【再編集】
2017.8.24
「追記・・とりとめもなく」
今回は現役使用中のカメラ
古いハッセルブラッド(hasselblad)
500CMを取り上げ、話を膨らませてみたい
と思います。
1 ハッセルブラッドと再会
2 ハッセルブラッドの新旧
3 いきなりですが・・ポラロイド
4 とにかくガンガン使い込み
5 追記・・とりとめもなく
ハッセルブラッドと再会
はじめに、ここではハッセルブラッドを
再び使い始めるところから話を起こしてみます。
そもそも、このカメラに触れるきっかけは
「欲しい!」との思いを抱いたわけではなく
たまたま、ローライフレックスに興味を持ち
あれこれと探し回っていた際
レンズがプラナーであることに気づくのです。
そのため、思案するうちに・・
「同じプラナーなら」
「ハッセルブラッドにしてみるか」
・・と、心変わりしたことが発端。
というわけで、発露は実に単純なんです。
また、当時、ハッセルブラッドの本体だけ
以前求めたものが、手元にあったのです。
この時点より、少々時間をさかのぼった
最初に扱い、使いこなせず挫折したころの
『名残り』が・・ですね。
ともかく
それは好都合と相成った次第!
早速・・
「プラナーを試してみるか!」
「どこぞによいものはないか」
と、プラナーレンズの購入に走ります。
そして
この選択はハッセルブラッドを
本気で扱いはじめる契機へ。
というわけで
こうした何とも腰の定まらぬ判断が元で
ハッセルブラッドと二度目のめぐり逢い
しばし、いや結構長い期間
『レンズ沼』に、はまっていくのです。
ハッセルブラッドの新旧
続いて、ここでは僕の承知する範囲ですが
ハッセルブラッドについて、少々語りの時間を
持ってみましょう。
ただし
主に僕が実際によく使った
『500C』と『500CM』
この二つを中心に据えての話
・・となります。
とにかく
20年ぐらい前のカメラ使い手の話とか
また、カメラショップにおいて
ハッセルブラッドはフィルムカメラの雄でした。
たとえば
通常、ショップには販促の資料がありますよね。
カタログの類です。
当時も、御多分に漏れず、同様でして
特に、歴史年表的に
ハッセルブラッドの変遷・系譜を
表したものまで並んでいたぐらいなのです。
それゆえ
僕を含めたカメラ小僧ならぬ野郎どもは
それを見ながら、よく、よもやま談義的に
「どこまで続くのだろう」
なんて話していたものです。
そのためか
カタログはじめ広告資料などを集め
知識は少なからず膨らんだり・・
そこで、当時目に飛びこんできたものを
機能的に区分けすると、大きく5種類か
・・と
● ワイドアングルカメラ(SWA)
SWA:Supreme Wide Angle
● モーター駆動カメラ(Electric)
● フォーカルプレーンカメラ(Focal Plane)
● フレックスボディカメラ(Flexbody)
(テクニカルカメラ)
また
登場の流れは、その年数を表していないものの
だいたい、ここに上げた順番になると思います。
1 | 500C |
---|---|
2 | 500C/M |
3 | 503CX |
4 | 503CXi |
5 | 503CW |
6 | 500Classic |
7 | 501C |
8 | 501CM |
1 | SWA |
---|---|
2 | SW |
3 | SWC |
4 | SWC/M |
5 | 903SWC |
6 | 905SWC |
1 | 500EL |
---|---|
2 | 500EL/M |
3 | 500ELX |
4 | 553ELX |
5 | 555ELD |
1 | 1600F |
---|---|
2 | 1000F |
3 | 2000FC |
4 | 2000FC/M |
5 | 2003FCW |
6 | 205TCC |
7 | 203FE |
8 | 202FA |
9 | 2000FCW |
10 | 201F |
11 | 205FCC |
1 | FlexBody |
---|---|
2 | ArcBody |
そして、今、滔々とカメラの名称を並べつつ
思い出したことが、シリアルナンバーの見方
当時のカメラ仲間うちで、謎解きのように
数値あてゲーム的に、ちょっと流行るのです。
基本、普段あまり気にしない人が多いせいか
謎解きゲームとしてよく成立しました。
※ これは1972年製造を表します。
ちなみに
VHPICTURES
・・は、このように数字に対応します。
V H P I C T U R E S
1 2 3 4 5 6 7 8 9 0
ところで、唐突ながらも
最近はハッセルブラッドを使う人が
少なくなってきたようです。
僕が参加しているカメラ仲間の集まりに
限定される話かもしれませんが
そのような声に出会うことが多くなって
きました。
とはいえ
eBayほかのオークションを見ると
機械式のカメラに興味を持つ人は絶えない様子。
ハッセルブラッドもしっかり
その主要な位置を占めているかに映ります。
ゆっくり、じっくりと、写真を撮りたい方には
十分存在感があるのでしょう。
ほかに、ハッセルブラッドの模倣品と言われる
『キエフ88CM』はかなりマニアックに見えますが
こちらも時間をかけ撮影を楽しむ
機械式カメラの立ち位置を
しっかり保っているように映ります。
模倣品でさえ、このような見なしができるのです。
ハッセルの需要はあって然るべきでしょう。
(と思うのです。)
なお
こちらに関しては、少々蛇足ながら
以前『キエフ88CM』でも触れましたが
機械式カメラの動き、信頼感は正統ゆえか
ハッセルブラッドの方が勝っています。
余計な付言と思いつつも
扱った経験者として、ここに表しておきます。
今回はここまでとなります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
失礼します。
(平成28年4月8日「平成17年4月を修正」)
いきなりですが・・ポラロイド
ここではポラロイドについて
話を持つことにします。
実は2年ぐらい前に中古で手に入れたもの。
いきなりですが
ハッセルブラッドの本体に装着したら、こんな感じ。
表現は少々憚るものもありますが
「カッコ悪い」
とても、不細工に映ります。
でも、ストロボ撮影する時の試写には
とても役に立ちます。
実用品の「雄」ですね。
(平成28年4月8日「平成19年1月3日を修正」)
とにかくガンガン使い込み
ここでは、とにかく
「ガンガン、使い込もうぜ」
・・の思いを表しています。
そこで、また、唐突ながらも
いきなり、ローライフレックスにかかわる話から
銀座の街撮りのため、よく出かけたころを
引き合いに出してはじめます。
ちなみに「F」ではなく、比較的な安価な
「C」「D」「E」タイプを引っ提げてのこと。
※ プラナーが付いていれば「よし」でした。
さておき
そのためか、同じプラナーなら負けじと思い
ハッセルブラッドもプラナーを付けて出張ります。
『80mm』と『100mm』レンズ。
たとえば、こんな感じ
六本木界隈を歩きレンズを向け遊んでみます。
黒い粒のようなものはカラス!
手持ちだと水平が怪しくなりますが
ぐっとこらえます。
とはいえ
曇りはシャッター速度を落とすので
影響があれば、はっきりブレが表れます。
そのためか、意識は高まります。
(ここでは比較的まともと思った画像)
とにかく、扱っているうちに
カメラホールドの重要性を認識させてくれます。
師匠たちから
「まだ、早いんだよ」
と笑われましたが・・。
また
別の日には銀座から歩き始め、勝鬨橋へ
さらに、そのまま隅田川に沿って清澄白河。
こういう場合、同好の士に出会います。
それがまたよいのです。
シャッターを押すだけが
カメラ好事家の一日ではないのでしょう。
何かを思うものがあり、得られます。
ということで
街中をハッセルブラッド持って闊歩。
下手の横好き道、ガンガン使い込み
・・なのです。
不思議と、そのアト、上手くなった気がする?
ある日、それをカメラ仲間の友人に語ると
「そんな気がするだけだよ」
と一撃を喰らうことに・・。
(平成28年4月8日「平成20年7月1日を修正」)
追記・・とりとめもなく
実はここに上げたもとの文章は
基本形、17年か、18年ぐらい前に起こしたもの。
その後、何回か
後続の文章と合体を繰り返しまとめたものを
ここへ出力しています。
ですから
作成の年月日は比較的新しいのですが
中身の話はそれよりもかなり古いもの。
また
オリジナル部分はかなり欠けすり減っているので
言いたいことはボケまくっていますが
少しでも過去のカメラに関して
表せるものがあればとの気持ちで残しています。
ところで
ハッセルブラッドを使いこなせたか、どうか
それは別として
頻繁に持ち出したころは、10年ちょっと前
その当時に一つの考えに達したと言いましょうか
個人的に思いが収束したのか
結論はプラナーが魅力的なレンズということ。
これに至り、使用頻度が大いに高まります。
僕がそうだからというわけではありませんが
たまに標準レンズを扱わない方に
出会ったりすると
つい「もったいない」と声をかけたりします。
受け手はきっと「余計なお世話」と捉えている
・・かもしれませんが
最近、僕自身、そんな傾向を持つのです。
ちなみにプラナーレンズは
● 80mm
● 100mm
● 120mm
・・の三種類がありますが
いずれも
愉悦に浸ることができるのではないでしょうか
ほかに
仕様の特性から、最初の二つは軽いのです。
カメラ本体と合わせた大きさ、重さが
ちょうどよく
当然でしょうけど、被写体に向かっての動きに
抵抗を感じることは少ないと思います。
しかも
絞りをF4前後にして、寄って撮れば
かなり被写体を印象強く!
浮き上がらせることができると思うのです。
これは僕の個人的な見立てではありますが・・。
今回はここまでとなります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
失礼します。
(平成29年8月24日)