★★★★★★★★★★

駆け上がりでございます。

【修正】
平成29年 2017.10.21
平成30年 2018.5.5
文章と用語を修正しました。
【追記】
平成29年 2017.10.21

今回はこちら、ですね。

「知っている人は知っている!」

と修飾が付くレンズに触れてみます。

※ 平成23年1月 初筆入れ

オレストゴール200mm

いきなりですが、挙げますね。

メイヤー・オプティック・ゴルリッツ

オレストゴール200mm


ゴルリッツの発音はゲルリッツが近いようですが

この点は触れずに進みましょう。


はじめに、このレンズと出会ったのは

東ドイツを主な対象にして

東ヨーロッパのカメラ、レンズの蒐集に

狂奔していた頃。

※ まさに『狂奔』でしたね。


で、今回のコレはeBayでキャッチしたもの。



メイヤー オレストゴール


ゴルリッツは第ニ次世界大戦終了後

東ドイツでレンズを生産していた企業。


話は横道にそれますが、その後継とも言える

新たな企業体が、今また、統一ドイツで作られ、

生産を行っている様子。

少々、惹かれるものを覚えます。


サイトはココ。

https://www.meyer-optik-goerlitz.com/jp/


ただ、統一ドイツ以後のものは手元になく、

現代バージョンに関しての言葉は

残念ながら持ちません。


もちろん、新品に触れてみたい欲求は

ありますけどね。


話を戻して、とにかく、

その名を見たら過去の古いものが

「あるかもしれん?」

と探したところ、出てきました。


それが冒頭で挙げた

オレストゴール200mm

これ一品のみですが、まだ、使えそうです。


古いものですが、1960年代前後?

(生産時期のことですヨ)


ということで、出てきたレンズの名称ほか

あらためて表すと、こうなるわけです。

メイヤーオプティックゴルリッツ
(Meyer-Optik-Görlitz)
オレストゴール 200mm f4
(Orestegor 200mm f4)

それでは、目安程度の数値を並べます。

カメラ仲間の師匠から教示を受けたもの。

(大丈夫と思うものです。)

 焦点距離  200mm
 マウント  M42
 最短撮影距離  約2.5m
 最大絞り  f4
 最小絞り  f22
 絞りばね  15枚
 径  58mm(フィルター)
 重さ  約580g



絞り羽根は多いですね。

実際数えているうちに

途中でわからなくなります。


でも、ナントカ15枚を数えました。

Canon50Dにつけて遊ぶ

それではCanon50Dにつけて遊びます。


メイヤー オレストゴール

(CANONのキャップ付き)


メイヤー オレストゴール


この扱いの場合、要マウントアダプター。

ここではKIPONを使用。


ピント合わせはマニュアルですヨ。


やってみてわかりましたが

ヘリコイドが固くなっています。

カックン、カックン、使い難し!


古いレンズですからね。

仕方がないでしょう。

でも、これもチャレンジの楽しみです。(笑)


メイヤー オレストゴール

サンプル画像はおよそ6年前。


次はこちら。


メイヤー オレストゴール


青色は出ています。

コントラスト、イイカナって感じ。


メイヤー オレストゴール


被写体は凍っています。


メイヤー オレストゴール


背景は結構ボケを持つところ。

50D との組み合わせですから

200mm x 1.6 = 320mm

これが影響したかも。


メイヤー オレストゴール


順光下で望遠効果はそれなり。

絞りはf8程度、あるいはf8-11ですね。


メイヤー オレストゴール


水面に向けます。

何かが映ります。


今度は建物に向けると白っぽくなります。

逆光に近い斜光では結構白飛びというか

像が欠ける?

薄くなる感じ。


まあ、これも一興でしょう。

『楽しむカメラ』です。


メイヤー オレストゴール


ここで、メモを見ると

「無限遠がちょっとあまい」

とメモにあります。


ここで箱に入っていた理由に気が付きます。

要修理品として、しまっていたのです。

マジで調整しないとダメかも。


とはいえ、ヘリコイドを動かし

鏡胴を前後しピントを合わせれば

ナントカ使えそうです。


ということで、

「こういうレンズも世の中にはあるんだなあ」

と言いたいだけの話になりましたが

レンズに触るのは面白いのです。


ここまでとなります。

お付き合いいただきありがとうございました。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年2月6日)

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追記

概して、東ドイツのレンズは

ペンタコンシックスでも表しましたが

1970年代後半以降のものよりは

それ以前の生産品の方がよい印象アリ。

KIEV88CM・・ペンタコンシックスマウント、お作法を誤るとオシャカになるウクライナ製カメラ




年数が増すごとに絞りばねの造りが劣化、

工作技術の衰えを感じます。


「もちろん、すべてがそうか」

と言い切るものも持ちませんが

目に入ったものはそう思わせるところ。

※ 1970年代後半、1980年代が該当か


とはいえ、

オレストゴール 200mm f4

コレは違うと感じるところ。


使ってみたら、ね。

ということ。


今回はここまでとなります。

お付きあいいただきありがとうございました。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年10月21日)

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