【修正】2018.2.25
文章と用語を修正しました。

今回は薬にも毒にもならないようなお話

と切り出すと


「ほかは違うのか」

と、問われそうですが

そこは寛容に見ていただくとして

ここで取り上げる対象は透過光です。


かつて、強く関心を持って

逆光下で被写体を撮影していたころの名残りを

見つけたので話を起こしてみます。

目 次
1 透過光遊びのキッカケ
2 透過光を利用して試し撮り

透過光遊びのキッカケ

透過光に目を向け、意識して扱うようになったのは

かなり以前になりますが、10年ぐらい前のこと。


意識してですから・・ね。

別にその前後も頭から消えていたわけではなく

それに類する画像はあるわけですが


特に結構な数のフィルムを消費した思い出が

残るものとしては、その時期なんですね。


それで契機というか、きっかけは

透過光を利用すると

ちょっと見栄えがするかもしれない!

とのカメラ仲間の助言・・でした。


一般的に建物の陰(影)とか

建築物(建物)内、特に室内とかでは

どうしても光量不足というか

光の迫力が足りないような感じになる

と思うのです。


そのため

ストロボで順光を当てたりもしますが

しかし、何と言いましょうか

それでは平面的に見えたりする時もあるのです。


そこでいつでも可能とはなりませんが

そうした光量不足のところでは

(少々、乱暴な表現かもしれませんが)


わずかな光の取り入れを考慮すると

被写体のフレームに収まる姿が

ちょっと違った感じになる!

・・のです。

そこで、実際、カメラ仲間ではない仲間たちににこの話をして実地にやってみたら「当たり前だよね」「光を余分にあてているのだから」と言う方が多いのですが・・

でもね。

意外と工夫する人はいないのですよ。


多くの方はそうした光を見逃し

単純に「ここはこういうところか」

という感じでパシャですから。


それもあって、いささかなりとも

カメラと写真に興味のある方に

「どうですか」

と話を起こしているわけなんですね。


もし、機会があれば

試してみる価値はあると思いますよ。


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透過光を利用して試し撮り

そこで、サンプル例です。

ワイングラスを置いて

中身のワインに光をあてるか、あてないかで

考えてみます。


というか

単純にあてる光の有無で比較するだけですけど。


ということで

こちらは

ワイングラスへ外光をあてていない場合。


ハッセル 透過光

続いては

外光をあてた場合です。


ハッセル 透過光

画像を見れば

「ああ」となるだけでしょうけど

ちょっとした光を扱うとですね。


また、違った変化が得られる!

ということを察していただければ幸いかと。


他にも透過光ではありませんが

外の光の扱い例として、こちらのパターンも

あります。


被写体の人物の生き生きした感じを醸す!

あるいは

増すための一工夫として

女性の目に淡く外光を入れるために

窓側に立ってもらうとか、ですね。


いろいろと応用ができ面白いと思いますよ。

なお

道具はハッセルブラッド、プラナー80mm。

瞬間的に数枚パチリでした。


ハッセル 透過光


今回はここまでとなります。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年9月18日から見る平成22年1月)