2017.8.29
「ハッセル片手の時期」
【修正】
2018.6.20
2019.1.15
文章、用語を修正しました。
今回はハッセルブラッド片手のぶらり編。
プラナー80mmを使った
のんびり散歩の写真画像で話を広げてみます。
1 ハッセルブラッド、JR境線
2 ハッセルブラッド、ねずみ男と語る
3 ハッセルブラッド、猫娘と出会う
ハッセルブラッド、JR境線
はじめに、今回の写真画像はすべて白黒です。
ただ、僕の周辺ではこのような手法で
画像を取り出す行為を
フィルムで撮影する意味がないと語る
『カメラ道の原理主義派』の先輩もいるわけで
たまにご指摘を頂戴する次第・・
そのためか、少々、ためらいを覚えたり。
ですが、今回はあえて掟を破り
画像ソフトで調整を行った
だいたい「いいかな」と思うもの
あるいは「素で行く」ものを
取り上げることにしました。
要は印画紙で表した画像とは少々異なるものが
広がっているということ。
と、のっけから弱気な前説を入れましたが
寛容に・・
ご覧になっていただけると嬉しく思います。
それでは、ここから本論へ
今回の撮影場所は鳥取県米子市から北に伸びる
弓ヶ浜と呼ばれるところ。
ですが
対象はその海岸ではありません。
それに沿った形で流れるJRの鉄道路、境線であり
駅と電車にレンズを向けてみました。
ここに、今、不思議な名称を持つ駅があるのです。
写真とカメラに直接かかわりはありませんが
話のベースになるところ。
まずは並べてみましょう。
JR駅名 | 妖怪駅名 |
---|
米子 | ねずみ男 |
---|---|
博労町 | コロポックル |
富士見町 | ざしきわらし |
後藤 | どろたぼう |
三本松口 | そでひき小僧 |
河崎口 | 傘化け |
弓ケ浜 | あずきあらい |
和田浜 | つちころび |
大篠津町 | 砂かけばばあ |
米子空港 | べとべとさん |
中浜 | 牛鬼 |
高松町 | すねこすり |
余子 | こなきじじい |
上道 | 一反木綿 |
馬場崎町 | キジムナー |
境港 | 鬼太郎 |
米子駅から境港駅まで続く道中は
ここにある名称の妖怪たちが住み着いたためか
それを頂戴した駅が多数並ぶのです。
ところで
米子駅と境港駅以外は無人駅とのこと。
30年ほど前は駅員さんの配置もあった
と聞きますが、今は、妖怪さんがいる
静かな駅になったようです。
ハッセルブラッド、ねずみ男と語る
続いて、米子駅です。
ねずみ男が待っている!
ちょっと変わったところ?
と言えましょう。
駅ホームの階段に隠れたねずみ男を相手に
ハッセルブラッドで話しかけてみます。
レンズを向けられたねずみ男
ご機嫌なのか
カメラの振り回しに合わせて、軽快に収まります。
そして
プラナー80mmが軽量であるためか
抵抗感なく、あちらこちらへ
つい、時間を忘れます。
また、脱線しますが
いや、少々、横道に進みますが
・・と言い直しましょう。
横道ついでに
ココ米子駅にある境線のホーム線番号は
興味深いことに・・
「0番線」です。
ハッセルブラッド、猫娘と出会う
しばらくして今度は何を思いついたのか
気まぐれ?・・でしょうか
また、境線に乗り直します。
数時間前に通った鉄路と思いつつ
米子駅からしばらくしたところ
後藤と駅名がついた箇所で
車両が停車した際のこと。
反対側の車両を見ると
「オオッ、猫娘」
・・です。
となれば
ハッセルブラッド、相好を崩して、パチリ!
そして、となりのお嬢さん?
女性も入ってしまいましたけど。
後ろ姿だからいいでしょう。
スナップのご愛嬌?
(ご寛容にと念じました。)
ともあれ
こんな感じで、電車・・
いや、ディーゼル車両での撮影を堪能し終了へ。
その後、この日を振り返り
案内表示板のようなことを語ると、このとおり。
米子駅から境港駅までの所要時間はだいたい一時間
距離は20km前後でしょう。
そのため、のんびり、ゆっくり車窓を眺めながら
時間を過ごしたい方には『とてもよい鉄路』
と思いますよ。
なお、今回のフィルムはTMAX400です。
もちろん、TXもよいのですが
このころはTMAX400にはまっていたのでしょう。
でも、選んだ理由がメモに表れていないので
当時、あるものを詰めた!
・・だけかもしれません。
ということで、今回はここまでとなります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
(平成28年6月17日「平成18年9月を修正」)
ハッセル片手の時期
はじめに、ハッセルブラッドに熱を上げたころは
僕の場合、大きく二回ほどありました。
そして
このブログ記事で表した内容は二回のうち
どちらかと言えば、アトの時期のもの。
平成16年から21年が該当します。
結構、のめり込んでいました。
当時は、だいたい、カバンに二つ入れていました。
一つは白黒フィルム、もう一つはカラーポジを
詰めるのです。
これで出会った被写体ごとにカメラを使い分け
あるいは両方を使い収めたりしたわけです。
このブログ記事の鳥取県米子市の写真・画像も
そうして撮ったもの。
「もう10年以上も前になったのか」
と、目に入れ、つい回想します。
同時に、白黒をスキャナにかけただけですが
「ポジもどこかにあるはず」
と、そちらも思い出します。
頭から消えていましたが
見つけ次第、また、追記・追加で登場させたい
ものです。
ところで、撮影に興じた地域は鳥取県ですが
その西隣は島根県です。
このあたり、場所は被写体に恵まれている!
と思います。
ですので、もし、関心を持たれたら
チャレンジしてみるのもよいかもしれません。
街撮りをするには飽きないところでしょう。
今回はここまでとなります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
(平成29年8月29日)