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駆け上がりでございます。

【修正】
平成30年 2018.2.19
文章と用語を修正
令和7年 2025.11.27
不明な文言を修正

今回はフィルターで話を持ちたいと思います。

【撮る構成はコレ】
● ハッセルブラッド500CM
● プラナー(Plannar)80mm
● NDフィルター

NDフィルターとは?

今回使ったのはこちらのフィルター。

NDフィルター


ガラス部分が真っ黒です。

で、コレはこういうもの。


名称

NDフィルター

ND:Neutral Density

中立密度中立濃度とか訳されるもの。


用途

通過する光量を減少させるもの。


ND フィルター


効果

入ってくる光量の調節を通じて

シャッター速度の変換が可能。

ですが、色合いに影響を与えません。


というものが、NDフィルター。


で、どのように使うか、それはこんな感じ。

たとえば、雲一つない、カリッとした晴天時

手元にISO400のフィルムしかなく

それを活用したい時を考えます。


その場合、絞り値をF11、F16と大きくしても

低速シャッターの活用は難しいところ。

(F11でも1/500ぐらいになりますよね。)


そこでシャッター速度を低下させ

ブレとかボケを取り入れたいとするものが

NDフィルターというわけ。


入射光量を抑えるもの


快晴時にスローシャッターを扱いたい際は

便利でしょう。


ND フィルター

※ ハッセルの場合(ND400)

NDフィルターの番号とは?



NDフィルターには番号が付けられています。


ND4

シャッタースピードが4倍遅くなることを表し


そのため、露出の補正段数は2段


ND8

シャッタースピードが8倍遅くなることを表し

露出の補正段数は3段


さらにNDフィルター、いろいろあたると

こういうものもあります。


ND400


露出補正の段数は8段から9段ほど

必要になるもの。

(Kenkoさんは約9段となっています。)


駆け上がり的に補足すると、NDフィルターは

事前にいくつかの撮影環境でテスト撮影を行い

その効果を確認した方がよいでしょう。

「いざ本番」時に慌てなくて済みます。


ND フィルター

※ 105mmレンズとφ67mmフィルター


でも、使ってみると面白いですヨ。

特に水の動きを被写体に入れると

ゆっくりとした動きで表せます。

(かなり低速の場合)


こちらを張ります。


ND フィルター


ND フィルター

※ 薄曇りの海岸部


今回はここまでとなります。

お付き合いいただきありがとうございました。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年8月9日)

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