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★★★★★★★★★★

駆け上がりデス。

【修正】
2017.6.10&9.10 2018.3.3
2022.1.2
文章と用語を修正しました。
【再編集】
2017.9.10
再編集項目を加えました。

今回はレンジファインダーカメラです。

コシナフォクトレンダーのベッサを

取り上げてみます。


コシナ フォクトレンダー


ベッサフォクトレンダーいろいろ

歩みの遅い当ブログですが

ようやく、このカメラに触れることに

なりました。


基本的に僕はカメラ好事家の一人。


そして

専門家が語る気の利いた話は持てませんが

失敗を含む経験はほかの方々より少々多し

と自負するところ。


そこでそんな背景をもとに

ここでも話を進めてみましょう。


また

カメラ仲間の先輩(年長者)の言葉も

メモから拾い、散りばめていきます。

お付き合いのほど、よろしくお願いします。


はじまり、ココから


とにかく

コシナのカメラ、フォクトレンダーは

軽量小型、リーズナブルな価格設定ゆえ

お気に入りの一つなのです。

(求めたのは10年ほど前)


まず

ベッサはレンジファインダー方式カメラ

であり


さまざまなレンズの焦点距離に合わせ

さまざまなカメラ(本体)が作られています。

個性的でしょう。


広角、中望遠の各レンズ焦点距離の特性に

合わせた撮影ができるカメラを望む方には

よいかもしれません。





ただ

焦点距離の異なるレンズを多く持つと

複数のカメラ本体が必要というか

欲しくなることになります。(たぶん!)

そこはちょいと難点かも。(笑)


また

このカメラの興味深い点は

純正レンズの他にアダプターを介せば

かつてのライカマウントレンズ

使用できます。

Lスクリューマウント


すべてではありませんが、

その多くの使用が可能となりますから

それも魅力!


コシナ フォクトレンダー

※ キャノンの50mmレンズ セレナーを付けています。


ところで

フォクトレンダーの始まり、発祥は

ヨーロッパ中部のオーストリア


ドイツの光学技術を「どや!」と言いたいのか

・・と、そんな想いを抱かせるほどの存在感を

もたらします。


そして

時代は下って、今は日本のコシナが

商標の使用に至っているわけです。


さらに

フォクトレンダーの名称に加え

関連する古くからあるレンズも生産!

となると、継承者とも映ってきます。


ともあれ

コシナはレンジファインダーカメラと

交換レンズの製造を行う会社として

多くのカメラ好事家にも知られるところ。

(コンタロウもそ一人)


しかし

コシナがフォクトレンダーを扱う頃は

残念ながら時代の流れがそれを受け付けるには

いささか遅すぎたかもしれません。


というのは、コシナが生産を始めた頃

デジタルカメラが世に大きく出回りはじめる

そんな時期と重なります。


そのためか

フィルムカメラへの関心を持つ人は

「ともかく」・・としても


さほど思い入れのない人の目に留まる機会は

「多くはなかった」ようです。


その点で会社は営業的に厳しかったかも。


それに長期にわたり

生産が続けられた製品は少ない!

というか、あまりなかったように思います。


でも

カメラとレンズでよき製品を生み出している。

これは間違いないでしょう。

(コンタロウも愛好家の一人)

ベッサフォクトレンダーの仕様ほか

ベッサに関し承知している範囲ですが

表してみます。


はじめに、これは24x36mm(35mm判)

ライカ判のレンジファインダーカメラです。

パトローネタイプのフィルムカートリッジを

扱うもの。


製品として、最初に登場したものはこちら。

ベッサL(Bessa L)

特徴的な点はファインダーがなかったこと。

目測で距離を推し量るカメラです。

マウントは『 L マウント』。


ここで脱線ですが「目測カメラ」のたとえを

いくつか挙げてみます。

たとえがいささか特異かもしれませんが

そこは「ご寛容に」受け止めてください。


ミローナ

チェコスロバキアのメオプタ社製。

これは目測カメラ、かつスプリングカメラ。

(120mm ブローニーフィルム)


コシナ フォクトレンダー


エタレッタ

これもチェコスロバキア製

35mmライカ判タイプ。

池袋でよく持ち歩いていたもの。

ピントが合わせにくい記憶あり!

ブレブレ大生産の思い出があります。


コシナ フォクトレンダー


脱線しましたが

目測カメラは古い時代に多い!

と言いたかったのです。


ですから

コシナはいろいろと面白いものを作って

いた(いる)と思います。


再び、ベッサに戻ります。

今度は色です。

このカメラはいくつかの色がありました。

こんな感じだったと思います。

 シルバー
 ブラック
 グレー
 オリーブ



一般によく目に付いたのはオリーブ。


続いて

ベッサL(Bessa L)は1999年登場

コンピューター2000年問題で騒がれた頃

なぜか、これで覚えています。


とはいえ、このカメラと2000年問題は

何も関係ありません。


数年経つと、これらのカメラが登場します。

 ベッサBessa R2A
 ベッサBessa R2M
 ベッサBessa R3A
 ベッサBessa R3M
 ベッサBessa R4A
 ベッサBessa R4M



このあたりのカメラになると

かなり使い勝手がよいのです。

シャッターとレンズ(焦点距離)区分を

通してみると、うちわけはこんな感じ。


シャッター

R2A 電子制御 絞り優先AE
R2M 機械
R3A 電子制御 絞り優先AE
R3M 機械
R4A 電子制御 絞り優先AE
R4M 機械



ファインダーフレーム

R2A 0.7x 35,50,75,90mm
R2M 0.7x 35,50,75,90mm
R3A 1x 40,50,75,90mm
R3M 1x 40,50,75,90mm
R4A 0.52x 21,25,28,35,50mm
R4M 0.52x 21,25,28,35,50mm



『A』と『M』の違いはシャッター

どちらも電池は必要となります。


発売時期は『A』が先行でしたね。

アトで

マニュアルタイプの『M』が出ます。


チラッとコシナ関連を見ると

『A』は2004年

『M』は2006年

となっています。


ここで、サンプル画像を用意し

35mmレンズと2,008年R2Mを合わせます。


コシナ フォクトレンダー

Lマウントアダプター

さらに、こんなこともできるのです。

Lマウントレンズが使用可能。


ライカのスクリュー式マウントレンズを

扱えるのです。

そのため、マウントアダプターも

取り寄せることになります。


コシナ フォクトレンダー


これ一つあれば、往年の名玉も

『ベッサと合体へ』なんて思いつつ

悦に浸れます。


コシナ フォクトレンダー


キャノン50mmレンズ セレナーと合体!


話は突然変わりますが

標準レンズの50mmを多用したい人は

ベッサR3A、R3Mがよいでしょう。


何と言ってもファインダーが等倍

これは構成を考える上では便利と思います。


レンズ名称をいくつか挙げてみましょう。


コシナフォクトレンダーのレンズ

ULTRA WIDE-HELIAR  12mm
SUPER WIDE-HELIAR  15mm
COLOR-SKOPAR  21,25,35mm
ULTRON  28mm
NOKTON  35,40,50mm
HELIAR  75mm



他にもあるかもしれませんが

ざっと並べてみました。

手元近くは35mmと75mmだけなので

あとは過去見せてもらったもの。


いささか心もとない表現に終始しますが

ご寛容のほど。


ともあれ

古(いにしえ)へ誘(いざな)う響きを持つ名称

これだけで触りたくなるでしょう。

(古いレンズ好きの人は。たぶん!)


コシナ フォクトレンダー


コシナ フォクトレンダー


これで毎日深夜、レンズを磨いていたら。

オヤジ趣味確定です。(笑)

(よくやっていました。)


さらに徹底的に広角で攻めたい人には

ベッサR4A、R4Mがよいかもしれません。

※ 駆け上がりの主観です。


たとえば、21mmレンズのインドア利用も

対象によっては面白いでしょう。


また、街に出かけて

高層建物群のスナップ撮りにも向いている

と思います。


なお

外付けのファインダーを付ければ

135mmレンズもOKでしょう。


余裕があれば

いろいろ試してみてもよさそうです。


あと、ベッサでもう一つ

これも大事と思うものがあります。


それは

ファインダーの中がスッキリしている!

これは当たり前かもしれません。


でも

古いカメラ、古いレンズを使用すると

ピント合わせで疲れることは結構あります。


ですが

ベッサに古いレンズを使用しても

「ためらうことがない!」


これは精神衛生上、とてもよく

古いレンズを気持ちよく使用できる

プラットフォーム(カメラ)・・

と言えそうです。


今回はここまでとなります。

お付き合いいただきありがとうございました。


また、寄ってください。

失礼します。

(平成28年9月15日)

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再編集 平成29年9月10日

今回は修正ととともに

新たに思うことを表すことにします。


まず、ベッサはハッセルのサブで使用し

カラーポジも使いましたが

多くはモノクロフィルムの長巻から

切り分けたものを詰めて持ち歩きました。


どうして、モノクロになったのか。

それは単純にたくさん撮りたかった!

自分で早く現像ができる!

理由はそれだけ。


ですから

フィルムの入ったダンボール箱を開けると

撮影・現像済みフィルム

何を写したのかわからないものまで

出てきます。


こんな感じで自由気ままに扱え、持ちやすい!

と、捉えていたようです。


特に、焦点距離35mm

『COLOR-SKOPAR F2.5』レンズは

パンケーキタイプに近いのか

小さく軽量、よく街撮りに用いていました。


何と言ってもカメラ全体が軽くなります。

操作がしやすくなるのです。

レンズは廉価版でも

この点はとてもお気に入りというわけ。


さらに思い起こすと、それが契機で

古いスクリューマウントのレンズも

探しました。


マウントアダプターの存在が大きかった!

と言えるでしょう。


守備範囲がメチャ広がりますから

面白いのです。


と、こんな感じであらためて

ベッサを思い出してしまいましたが

今も十分使えるカメラと思いますので

もし手に入れることがあれば


コシナのレンズとともに試すのも

「楽しむカメラ」の実践となるかも。


ということで

ホント、とりとめもないのですが

今回もここまで。


お付き合いいただきありがとうございます。

失礼します。

(平成29年9月10日)

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