文章と用語を修正しました。
東ドイツレンズ
M42マウント
今回はこちらを取り上げてみます。
PENTACON auto 2.8/135
35mm判のプラクチカ(ペンタックス)
マウントレンズです。
・・が、マウントはこちらの名称の方が
わかりやすいかもしれません。
M42スクリューマウント
と言った方が・・ですね。
続けます。
レンズは最初、メイヤーオプテックで作られ
のちに、PENTACONの商標へ移り変わります。
経緯の細かい点はわかりませんが
大きくは人民公社の中で採算性を上げるために
生産が進んだ、紆余曲折のあるレンズ!
それだけは言ってもよいかと思います。
そして
由来と名称はともかくも、実用面で
このレンズは結構、扱いやすいのです。
(僕が思うところですけどね。)
続いて
レンズスペックにかかわる数値を挙げてみます。
根拠資料を合わせて、提示できないので
目安としてご覧くださいね。
とはいえ
ほとんどは目視でわかりますし
基本、大丈夫でしょう。
ただし、重さのみ、古いメモから引いています。
この部分は「およそ」です。
最短撮影距離 | 170cm |
---|---|
重量 | 約470g |
フィルター径 | 55mm |
絞り値 | f2.8 – f22 |
レンズ構成 | 4群5枚 |
絞りばね | 6枚 |
フード | 組み込み式 |
過去の雑談話を少々ご披露しますと
このレンズ・・
今も頭に残る、覚えているところでは
富士山周辺の撮影に関心が深かったころ
持ち歩いていました。
このレンズ、偶然、僕が持つ玉がそうなのか
すべてに言えるか、その点わかりませんが
寒いところでも、トラブルがないのです。
絶対とは言えませんが
僕が使った当時は問題なしでした。
どうして、こんな書き出しからはじめるのか
というと
だいたい、寒い時期、厳冬期に持ち出すと
国産はともかく
こういう東欧製の古いレンズは
絞りばねの動きが鈍くなることが多いのです。
ですから、結構意識してしまう
ということなんですね。
実行動としてはタオルを巻いたりとか
カイロを用意するとか、だけですけど。
ところが、このレンズは不思議と
そうした心配はなかった!
絞りばねが6枚と少ないので
動作不良へつながることが少なかった!
ということかもしれません。
また
外装品に触れるとフードというかサンシェードも
組み込みでついています。
動き回る際にはとても便利です。
ですが
多用すると経年劣化が進み、壊れやすい!
そういう面もあります。
とはいえ、古いもの。
ある程度は寛容に構える!
それは必要であり
仕方がないことと思うべきでしょう。
(僕の経験から)
それに丁寧に扱えば長持ちします。
あと、これも大事ですね。
被写界深度目盛りがシッカリ表示されています。
基本的に古いレンズは大概そうなんですけど
これもとても便利です。
とにかく、いい奴です。
デジタルで扱うとこんな感じ。
撮れますよ。
撮ったサンプルを一つ並べます。
今回はここまでとなります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
また、寄ってください。
失礼します。
(平成29年11月18日)