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駆け上がりでございます。

【修正】
平成28年 2018.2.21
文章と用語を修正
令和7年 2025.11.26
文言を修正

回想のカメラ

キエフ60(KIEV60)

ペンタコン6(シックス)マウント


今回は『さらに続く』編

先回の語り記事の『続き』となります。

旧ソ連の中判ロクロクのキエフ60とボルナ80mmが来た!



旧ソ連の中判ロクロクのキエフ60(KIEV60)は修理がし難いかな




※ 平成16年1月16日 初筆入れ

年明け後のキエフ60

年が明けたアト、何度となく試し撮りへ。

ですが、コマダブリは収まりません。


そこで、このキエフ60(KIEV60)

よくある活かし方では無理か、と思うところ。


ただ、なす術がないのでは悔しいかな。


それならと、ダブリを生じる不具合部分に

巻きしろを余分に与えてみたら?

との考えが沸き立ちます。


それはフィルムを巻き上げる側のスプールが、

リード紙からフィルム巻き上げに差し掛かる際に

その軸が膨らむように手を加えるだけ。


少なくともコマ間ダブリは防げるでしょう。


で、その初動の流れはこちら。

スプールにフィルムの端をしっかり止め付け、

巻取りのとっかかりを作ります。


続いて、リード部分の紙部分の上に紙の厚さを

増すため一定の長さを持つ付加物を重ね

(ここではガムテープ)貼り付けるのです。


アトはスタートラインまでフィルムを巻上げる

だけ。

キエフ60で撮る

それでは駆け上がりが行った

キエフ60で撮るための動きを表します。


1 フイルムを入れる前  

キエフ 60


2 フイルムを入れた

キエフ 60


3 リーダー部にガムテープを貼る

キエフ 60


予想、期待はコレ

ガムテープが巻かれた分だけ
巻上げ一回あたりの巻き上げ量は、
それ以前の状態と比べると
明らかに増加するはず

狙いはコレ

スプール中心の回転部分の太さを
通常の場合より太くすればよい

と考えたわけです。


ここで一つ。

ガムテープは必須ではありません。

単に厚みを増せるものであればOK!


アトは試し撮り。

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コマ間あるヨ

11コマと1/2コマ分の撮影かつ現像結果。

1コマ分不足、というか損した感じ。


でも、この犠牲(?)との引き換えで、

約8mmのコマ間が得られました。

まずは納得です。


ともかくもコマ間があれば、

1コマ、1コマが独立した写真となり

よしとなるのです。


年が明けた、今。

ようやくキエフ60で撮れた!

苦節二カ月、感涙!(笑)

やれやれです。

【ちょっと、心のメモ】
今までを振り返り
「基本的に手を出すカメラではない!」
「国産が一番かな」
とね。

精神衛生上、よい方法

恰好は悪いけど。

撮影できるしガムテープが要因で、

悪い影響が出ているわけでもありません。


当分この扱いで進めることにします。

そして、心は落ち付きます。

シャッターを押すたびにコマ重なりを

気にする必要はないのです。


精神衛生上、とてもよいのです。


でもね。

メインの機材としての扱いは無理かもね。

KIEV88CM・・ペンタコンシックスマウント、お作法を誤るとオシャカになるウクライナ製カメラ




ともあれ、キエフ60取り扱いの物語は、

これで完結いたします。

成せば成るといった思いですね。

(平成16年1月16日)


ここまでとなります。

お付き合いいただきありがとうございました。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成16年11月)

追記

結局、このキエフ(KIEV)60、知り合いが

欲しいとのこと。

物々交換して風のように通り過ぎました。


ですが、このアト、キエフカメラ、

アラックスカメラから新たなものを求めます。

凝りません。(笑)


(平成17年3月)


追記終わり。

(平成29年8月19日)

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