Vivitar200 F3.5
(ヴィヴィタール)
今回はこちら
これまで20年ぐらい持ち続けてきた
レンズの一つをご披露します。
と、もったいをつけた言い方ですが
なんとなく、これまで
それだけの話
ただ、手放すことなく保管してきたのは
工作程度と言いましょうか
「作りがよかった!」
それで使わずとも忘れることなく
印象には残っているレンズなのです。
1 名称
2 開放値
3 レンズ諸情報
4 レンズとの出会い、雑感
名称
それで、名称はこのとおり。
Vivitar 200
(ヴィヴィタール 200)
マウントはM42、ペンタックスマウント
(僕の手元にあるレンズの場合)
開放値
開放値:『F3.5』
当時の『焦点距離200mm』レンズ
このカテゴリーの中では平均的なもの
でしょう。
レンズ諸情報
開放値以外のレンズ諸情報は次のとおり
ただし
ここに表した値は目安程度
カメラ仲間に尋ねたりした結果です。
参考程度で見てください。
最短撮影距離 | 180cm |
---|---|
重量 | 約600g |
フィルター径 | おそらく68mm |
絞り値 | f3.5 – f22 |
レンズ構成 | 4群5枚 |
絞りばね | 8枚 |
※ 径は67mmで適合せず、推定。
レンズとの出会い、雑感
このVivitarレンズ
20年近く前に手元に置いたもの
eBayを通じて英国のセラーからゲット
この時の商品説明の一部を表すと
基本、VivitarレンズはOEM生産とのこと
ですが、手元にあるのは日本製。
ですからね
「故郷へ戻った!」
そういうことなんだ、と受け止めています。
さらに日本製とあることから
日本のレンズ専門会社の製品と思われ
より惹かれる次第
ただ
ピンポイントでどの会社が作ったのか?
それはあてられないので
ここまでしか言葉を持てず残念です。
また
ペンタックスなど適合マウントのカメラで
使用してみましたが、特に問題はなし。
不満を感じるとか、不具合を感じるとか
それはありませんが、触っているうちに
気が付いたことがあります。
今回紹介しているVivitarレンズは
ペンタックス(プラクチカ)マウントとして
生産、対応していると思っていましたが
どうやら、それは
マウントアダプターを付けることで
スクリューマウント(M42)にも
取り付け可能とのこと。
※ マウントが別に製造されていた(る)。
そこで
手元にあるレンズのアダプターをはずすと
バヨネットマウントの部分が目に入ります。
機会を見つけて確認するつもり。
さらにカメラ仲間の言葉を借り
生産当時を対象に、わかる範囲を広げると
「このレンズはそれほど高価ではなかった」
とのこと。
ですが
それでも廉価版と見なせるほど
チープに映る簡単な作りではありません。
結構工夫された部分が見られますよ。
それもあって冒頭では
「作りはよい」
との表現を用いたのです。
その点をいくつか見てみましょう。
はじめに目立つのはコレ
組み込み式フード
このパターンは1970年-80年代
焦点距離『135mm』『200mm』レンズで
見られ、その流れを持つものでしょう。
続いて、取り上げる点は
三脚座が付随しているということ。
そのため
好みで評価はわかれるかもしれませんが
夜間撮影などで三脚の使用もできます。
僕は重宝と見ています。
それと絞りばねの開閉に触れると
自動絞りとしてのオート位置
あるいは
マニュアル位置でロックする機構はなし。
となると、残念ですが
マニュアルの操作ボタンはあるものの
その状態を保てません。
そのため、必要な(希望する)絞り値で
マニュアル(M)ボタンを押しこみ
その状態を維持し撮影することになります。
「面倒くさい」
と言える機能かもしれません。
とはいえ
常態は基本的に開放絞り状態ですから
「ピント合わせに困ることはない!」
・・と思います。
プチまとめすると
絞り値をどんなに設定しても
常に開放になっていますからね。
「ご注意!」です。
でも
撮影時に意識して絞りばねを動かす!
カメラ操作を楽しみたい方には
相性がよいかもしれません。
ほかに
被写界深度目盛が大きいので
被写体に迫り速写で撮りたい方には
向いていると思いますよ。
実際の活用結果はこちら
出来はともかく被写界深度目盛りを使い
マニュアルボタン押しまくりで撮ったもの。
江の島(平成24年春)
撮影はしっかりできます。
※ Tri-x 400 f11 1/250
今回はここまでとなります。
お付き合いいただき
ありがとうございました。
失礼します。
(平成29年11月11日)