これは14年ほど前に作成したホームページの内容を修正したものです。
【修正】2017.8.20
2018.3.8 & 12.16
文章、用語を修正しました。

回想のカメラ


今回はキエフ(KIEV)6Cを取り上げて

お話したいと思います。

目 次
1 キエフ(KIEV)6C雑感
2 ロシア、ウクライナカメラのとは?

キエフ(KIEV)6C雑感

これはeBayから求めたもの。


はじめに、このカメラ

到着時は『90mm』のレンズが付いていました。

ボルナーです。


少々触れると、手元に持た時は

絞りばねが開放状態のまま・・

「うんともすんとも」

動きません。


ですので、これでは使えぬと思い

自分で直そうと分解したところ

結局直しきれず!


ゴミ箱にポイとなった覚えがあるもの。

そのためか、カメラに思いを残しています。


レンズ構成も何もわからず

猪突猛進でネジをはずしてしまったのです。

馬鹿なことをしました。


ウクライナ KIEV6C


それで仕方なくと言うのも語弊はありますが

キャップ代わりにビオメター80mmを代替えに

今は付けています。


でも、本体はすこぶる快調でよいので

基本、満足・・。


少々、何を言えば

高速シャッター速度の位置『1/500』では

何やら怪しいものを感じます。


ですが、これは仕方がないでしょう。

あまりにも月日が経っています。


ただ、その怪しいものを感じる中で

キエフ系列のカメラであるにもかかわらず


コマの重なりがなく、コマ間が等しく!

・・開いている状態を保っているのは驚きです。


なぜなら

精巧感があるとともに、フイルム巻き上げの感触は

『キエフ(KIEV)60』では感じ取れないほど

滑らかなのです。

ロシア、ウクライナカメラの通?

ところで、本音のところ

実際、こういうことで喜んでいいのか、どうか

・・と、疑問も覚えますが


ですが

旧ソ連、ロシア、ウクライナのカメラに関して

これで感激しないとにはなれません。(笑)


話は続きます。

そこで、撮影したポジの出来栄えに触れると

ストレスを感じることなく


「斉一なフイルムのコマ間隔を見ることができる!」

(国産カメラであれば、当たり前ですけど。)

これはすでに触れたとおりです。


加えて、光漏れもなく安心できるものでした。

もっとも、偶然、この個体だけかもしれません。

そんな気もします。


とにかく

旧ソ連というか、ロシアというか

はたまた、ウクライナというか

当たりはずれは大きいのです。


また、繰り返しになりますが

動作感に触れると

複数の『キエフ(KIEV)6C』に触れた結果から


『キエフ(KIEV)60』よりは安定しています。

(と思います。)


このことは先ほど触れた精巧感に通じる

ところ。


もちろん、絶対とは言いませんが

かなりの確からしさをもって言えるかも・・。


それゆえ、今は

個人的に『キエフ(KIEV)60』を敬遠したい!

と思うのです。


なぜなら

あまりにも雑すぎ、気まぐれすぎるでしょう。


しかし、話の次元は変わって

ここまで旧ソ連時代の『キエフ(KIEV)60』を

少々悪く表現しましたが、旧ソ連のウクライナに

悪しき思いがあるわけではありません。


それを結びに表し、閉じることにします。


なお、参考です。

旧ソ連など東ヨーロッパカメラに触れる場合

よく聞く話です。

ロシア(ウクライナ)は当たればよい!

これはうなづけます。

KIEV88CM・・ペンタコンシックスマウント、お作法を誤るとオシャカになるウクライナ製カメラ



回想のカメラ【キエフ60(KIEV60)】をついにコマ間ダブリなしで使う! 少々荒療治だけど!




それにしてもこれで喜ぶのも

キエフ(KIEV)だからなせる業でしょう。


妙に感じ入っています。  

(平成28年4月6日「平成16年1月を修正」)

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追記 平成18年12月

ところで

このカメラ友人が欲しがったので譲ったのです。


そして

アトで聞いたらヤフーでオークションにかけた

と言います。 


友人とはいえ、ものの価値がわからぬヤツと

その時だけちょっぴり熱くなることに・・。


続いて、少々後悔へ。

そんなことも思い出すカメラなのです。


今回はここまでとなります。

お付き合いいただき、ありがとうございました。

失礼します。


(平成28年4月6日「平成18年12月を修正」)