★★★★★★★★★★

駆け上がりでございます。

【修正】
平成30年 2018.2.27
令和3年 2021.12.31
文章と用語を修正
令和7年 2025.11.29
不明な文言を修正

今回は二眼レフカメラを取り上げます。

ローライフレックスT

テッサー75mm(F3.5)


ローライフレックス(Rolleiflex)と言えば

2.8シリーズのEとかF

特にFが頭に浮かぶことが多い

でしょう。


ですが、ここでは廉価版と言われた

Tで話を進めます。

※ 平成16年8月 初筆入れ


ローライフレックス テッサー


ローライフレックス T

はじめにローライフレックス T

カメラ仲間の間ではこうした評価でした。

「フレックス2.8とコードの中間版」

フレックス2.8:ローライフレックス2.8
      (C、D、E、F)
コード:ローライコード

ちなみにローライフレックス2.8には

A、Bもあります。


Aは有無を知るだけ。

Bはビオメターが組み込まれているためか、

希少性の際立ちが覚えとして残るもの。


もう少しかみ砕くと

「ローライコードよりはいいけどさ」

「でもね」

「ローライフレックス2.8ほど機能はないよ」

「だから両者の中間の位置にあるものかな」

※ 諸先輩の言


こんな感じでしたね。


ローライフレックスTの特徴に触れると

ロクロク(6cm×6cm判)であり

二眼レフカメラであること。


二眼だけに構成レンズは二つ。

ビューレンズ、テイク(撮影)レンズに

役割が分かれています。


フィルムはいわゆるブローニー

120フィルムを使用して撮影。


生産時期は概ね1958年から1976年まで。

※ 販促品、一般受けの性格アリかも


続いて、ココ大事なところ。

オートマットではない


そのためスタートマークにフィルムを合わせる

といった手順を必要とするのです。


ローライフレックス テッサー


でも、難しくはないでしょう。


また「両者の中間の位置」と表しましたが

だからと言って写りが悪いなんてことは

ありませんヨ。

(駆け上がりの個人感)


さらに手持ちで軽快に操作できる点は

よいところでしょう。


小型軽量ですからね。

ブレを起こすことも少ないと思います。


続いて、構成部位の主役であるレンズ、

はじめにビューレンズはコチラ。

ハイドスマット Heidosmat75mm F2.8


続いてテイクレンズはコレ。

カールツアイスのテッサー(Tessar)75mmF3.5

ローライフレックス Tのテイクレンズ
テッサーレンズ75mmF3.5

知られるところ。
ほかにシュナイダー、
クセナー(Xenar)75mmF3.5
もアリ。

ローライフレックス テッサー

※ こちらは黒ですが、グレイ色もあります。


ただ、

ローライフレックス Tにクセナーが

登場するのは後期生産品、遅い頃。

扱ったらこうだった!

続いて

「扱ってみたら、こうだった」

です。


とにかく

ローライフレックス2.8と呼ばれる

主力タイプに劣らず

「遜色ない結果を出していた!」

と、思うのですヨ。


もちろん、駆け上がりの評価ですからね。

「本当にそうなのか」

といった疑問も生まれるでしょう。


ですが、駆け上がり的には

「今でもよいカメラですね」

としか言葉が見つからないところ。


そして、扱いやすかった、ですね。


ところで、ずいぶん以前、仲間うちで

「80mmのプラナーが正統とか」

「クセノタールが付いていないとダメ」

と語る人がいたことを思い出します。


おそらく、ローライフレックス2.8は

ブランド志向を強く醸すものであったためか。


『F』信奉者が多かったですよね。


そのためか、ローライフレックス T

脇に置かれたところ。


でも、撮りたい時に被写体にレンズをあて

ピントを合わせシャッターを押す!

この一連の行為を十分楽しめるカメラ、

と思いますヨ。


一言で言えば、よきカメラ。

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阿字ヶ浦で撮る

撮ってみました。

場所は茨城県の阿字ヶ浦です。


港と漁船。


ローライフレックス テッサー


ローライフレックス テッサー


ローライフレックス テッサー


ローライフレックス テッサー


ローライフレックス テッサー


ローライフレックス テッサー


ローライフレックス テッサー


時節は夏、晴天の日、夕刻前。

漁船が港外に出かける頃。


フィルムはT-MAX400

絞り、シャッター速度はこちら。

f11、1/250、あるいは f8、1/500。


明るい時間帯でしたがフィルターはなし。


ともあれ、ローライフレックスTも

保管さえ気を付ければ十分使える

と思うのですヨ。


ここまでとなります。

お付きあいいただきありがとうございました。

また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年10月15日)

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