駆け上がりデス。
今回は『クローズアップの勧め』と題して
話を進めていきたいと思います。
早速、結論です。
とにかく、背景がやかましく映り
「こりゃ厄介だなあ」と思われた際は
カメラを持ち「寄るが一番!」ということ。
クローズアップですね。
もちろん、それも間違いではありませんが、レンズのテレ側を使って最短撮影距離まで被写体に寄る、接近する手法もあるのです。
今回はそれに触れています。
寄るが一番となると
全体をスッポリ収められない場合も起こる
わけですが
被写体との距離を縮めることで
周辺のやかましさを削ぎ落とせるわけで
(削除!ぼかせる!)
被写体に目が向かう自然な流れを保てる
と思うのです。
たとえば、こちら
※ KIEV88CM + SONNAR 2.8/180 JENA
シチュエーションは違いますがこちらも
※ EOS50D + SONNAR 3.5/135 JENA
背景をできる限り削り取り
どうしても残るかという部分に対しては
存在を薄めることに努めています。
何の変哲もない画像のサンプルですが
寄ることで生まれる変化があること。
それはわかっていただけると思うのですが
いかがでしょう。
続いて、こちらも同様です。
※ EOS50D + SONNAR 3.5/135 JENA
ここで過去の想いで話の一つとなりますが
カメラを手に持ち撮影に興じはじめたころ
僕から見ての先輩諸氏は
すでにカメラ、写真大好き人間として
ベテランのフンイキを醸していました。
(先にクラブにいますから・・ね。)
その後、顔を合わすたびに
ウンチク話を頂戴することになるわけですが
その際、世話好きな先輩諸氏の声の多くは
広角レンズを手に取りながら
最短撮影距離まで寄れ!
と、のたまわれるのです。(笑)
※ 寄れ:close up
ひと言で言えば、コレ
「ピントが合うもっとも近い距離」
この距離より被写体に近づいてもピントは合いません。
とはいえ
「引け」がないわけではありません。
傾向として「寄れ」が多かった・・だけ。
そんなわけで、いまだに強く耳に残り
たとえ、お散歩でも
ついつい動いてしまう次第。
今、思えば
「よき癖を付けていただけた」
と、思うのです。(先輩、感謝!)
さらに、この話の先には
「ズームレンズよりも短焦点レンズを使え」
とか
※ EOS50D + SONNAR 3.5/135 JENA
「自分の足がズームになればいいんや」
とか、ですね。
のちに役立つこと多しの内容でもある次第。
ということで
ご覧の皆様方に対し釈迦に説法とは思いながら
・・も、何気にうなづいていただければ
うれしく思うところです。
それでは、今回はここまでとなります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
失礼します。
(平成30年10月7日)