【修正】
2017.6.7
2018.6.18
20191.30
文章、用語を修正しました。

今回はペンタックス67で話を持ってみます。


このカメラ、街の情景撮りに持ち出した機会も

多くありましたので、その際、感じたこと

たとえば、街との接し方など意識したことを含め

進めたいと思います。


中判 ペンタックス67

※ ピントは下になってしまいました。

目 次
1 ペンタックス67を持って街へ行く!
2 ペンタックス67の心得?
3 最近、見なくなったペンタックス67

ペンタックス67を持って街へ行く!

はじめに、いきなり唐突な切り出しですが

街へ出てカメラ片手に歩き回っていると

多くの場合、大概、次の印象を持ちます。


「街ゆく人は、気になるのでしょうか?」

・・ですね。


いや

「何を思い、このおじさんは歩き回っているの?」

そういうことかもしれません。


なぜ、そのようなことを申し上げるかと言えば

街を歩けば、だいたい十人に一人

あるいは二人ほど

こちらをちらり、ちらりとされますからね。


別にまなざしを向けられても

悪いことをしているわけでもないので

こんなオジサンでよければ、どうぞ!

という感じなんですが


でも、目線の走る先は違うのです。

カメラなんですね。


おそらく、でかいペンタックス67が珍しいことも

あるのでしょう。


とはいえ、どんなに視線を感じても

少々風変りに方々の目に映っていたとしても

怯んではいけないのです。(笑)


ただ、ひたすら、ご迷惑をおかけしない範囲で

気に入った情景の切りとりに専念するのみ

・・なんですね。

ペンタックス67の心得?

ここではペンタックス67の作法と言いましょうか

心得的なものに触れてみます。


はじめに、ペンタックス67について

「これは先に話しておこう」

と思うことに触れると

メチャ重い!

・・です。


そのため、手持ちの際はブレ対策に少々気合いが

入ります。

これが一点。


僕の場合、少々、いや

かなり技量に不安を感じていたこともあり


しっかりしたカメラホールドに限界を感じて

早いシャッター速度を稼ぐ方向を選んだほど。


で、どうしたかと言えば

フィルムに下駄を預けることになりました。


そのため、ペンタックス67を持ち出すと

多くの場合、イルフォード3200へ走るのです。


中判 ペンタックス67


これで1/400、1/800の速度にして

曇りの日でも

そこそこ手持ちで撮れますからね。


完全な自己流の世界ですが、撮影ができれば

ヨシヨシ・・となります。


続いて、画像サンプルです。


中判 ペンタックス67

明るめの夕方、みなとみらい付近


中判 ペンタックス67

夕方、靖国神社

※ スキャナにかけた素のママ


ところで、ご承知のこととは存じますが

このフィルムで撮影すると画質は荒くなるのです。


でも、寛容に受け止めます。

いわゆるザラザラ感満載って感じですが

それはそれでヨシヨシなのです。


何気に違う世界のようにも見えてきますから。


中判 ペンタックス67

夕方、人物とテントウムシ。


そして、今度は音です。

ペンタックス67はシャッターを切ると

かなり大きな音が出ます。


これが続いてのもう一点。


ガシャン・・ですから。

「気にしている人いますか?」

なんて思いながら周囲を見たりします。


一応、普通の人間ですからね。


街中で撮影する時は、鈍い僕でも

人が多く動きを持っているところでは

それなりに気を使います。

声を大にして言うことでもありませんが、心得の一つとして。

もし、こちらをちらっと見る人がいれば

その時は一応軽く会釈でしょうか。

ペコリはその場の潤滑油になるのです。


これで場の空気を和らげてくれますから。


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最近、見なくなったペンタックス67

ここまでペンタックス67を持ち出したときは

どうしたこうしたで進んできましたが

次は街中にあるカメラ屋さんをのぞいた時の話を

持つことにしましょう。


このカメラ、ペンタックス67のことですが

ホント、最近はカメラ屋さん、ショップで

目に入れることがほとんどなくなりました。


置いてないのです。

ちょっと有名な中古を扱うカメラ屋さんに行けば

見つけることもありますが

それでも、数は少なくなったと思いますよね。


大型小売店もそうですが

一般的なカメラのショップにもないのです。


ちょっと、寂しい気はしますよね。

同時に時代の流れも感じたりして・・。


14、5年前であれば、このクラスのカメラは

さまざまなショップの玉座に収まっていました。


何となく周囲を睥睨するようで堂々たるもの

でしたね。


ですが、今は見かけることがほとんどないか

あれば、珍しいという存在感でしょう。


そこで、とりとめもなく話は続くのですが

実は、先日、焦点距離165mmのレンズを

探しに出かけたのです。


中判 ペンタックス67


すると、某ショップでは

在庫一掃のチャンスと思ったのでしょうか


というと、言い過ぎかもしれませんが


ただ、在庫の有無を尋ねると

勢いよく(急いで)取り出してきてくれました。


基本、購入するつもりでしたから

店員さんの姿勢はそれでよいのですが


ただ、何でしょう。


何かレンズが

「早く店から出ていけ!」

と言われている感じ?


妙な思いで、ちょいと気の毒に思えたりもした!

ということ。


基本、思うのは勝手と言われそうですが

とにかく、僕はそのように受け止めたわけです。


それで、このレンズ、今は数本の仲間とともに

シッカリそばで待機中。

今に至る・・ですね。


ということで、ホント、とりとめもなく

今回はペンタックス67を街撮りで

扱った時の一コマ、二コマを思い出し

お話させていただきました。

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ここまでとなります。

お付き合いいただき、ありがとうございました。


失礼します。

(平成28年6月24日「平成25年10月のできごと」)