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駆け上がりでございます。
平成29年 2017.10.10
平成30年 2018.8.7
文章と用語を修正しました。
【追記】
平成28年 2016.12.8
今回は東ヨーロッパのカメラ・レンズ
これらの収集に熱を上げた頃の記憶を
呼び起こしてみます。
※ 平成28年12月1日 初筆入れ
はじまりはビオメター
はじまりはコレです。
ビオメター(BIOMETER)80mm

このレンズ、φが58mm。
ですからね。
フィルターは国産を含め、多くが利用できます。
ですが、この利点があるにもかかわらず、
東ヨーロッパ生産品への好奇心に引きずられ
中古品を求めるところ。
特に『ベルリンの壁、崩壊』以前の東ドイツ、
ココで生産された製品はどうなのか?
目が点にもなっていました。
そのためか、20枚を超えるかどうかの数、
58mmのフィルターが手元へ。
そして、重宝はしました。
ただ、東ヨーロッパ生産品のイメージは
共産圏のそれとの見なしに加えて
耳慣れない名称から西側より低い評価を
付けられる感じ。
でもね、使って見ると
「いいじゃない」
と思えるものもあるのですヨ。
それが
ビオメター(BIOMETER)80mmであり
そのフィルター、というわけ。
東ヨーロッパの中古品
ところで、東ヨーロッパの生産品を
新品で求めることはできません。
(探せばあるかなあ?)
(でも、現行生産品はないでしょう。)
基本はオークションなどを通じて
手に入れることになります。
だいたい、知られたものではeBayですね。
そこで以前も語り記事の中で触れましたが
eBayには一時かなりハマりました。
いろいろなセラー(SELLER)から
中古カメラなどを求めましたが
満足度に触れると、到着した80%ぐらいは
「まあ、いいよね」
と思えるもの、
逆に言えば、残り20%程度は
「こんなもんかあ」
ということ。
しかし、これは仕方がないでしょう。
SELLERの画像と説明文だけで
判断しているわけです。
どうしても錯誤と言いましょうか
勝手なイメージが先行します。
ですので、時には悔しい思いもアリ。
でも、引きずると時間がもったいないです。
中古品ですから。
でも、中には、心底から
「コンチクショウ!」
と思うものもありましたけど。(笑)
さらに、対象は海外です。
話は膨らみますが、
地球の裏側から来たものを送り返すのは
手間と費用がかさみますからね。
勉強と思って流しました。

地球の裏側からやってきたガラクタ。(↑)
一応直したので動くはずですが
いまだ撮影した覚えはないので
機能に関しての言葉はありません。
ここでちょっと、悪いというか
好感が持てなかったセラー(SELLER)に
出会った経験をひとつお話しますね。
オークションはもとより、同時にそれとは別に、
ダイレクトで求めることも可能な出品カメラへ、
(オークションと購入価格設定が併設)
熱い視線を投げかけていた時のこと。
オークション最終日ですよ。
あと10$で購入価格に迫るか、と思われた時に
さらにそれを上回る入札が起きたのです。
結果、駆け上がりはあきらめました。
ただ、それだけなら、何ら不思議にも、
いぶかしげにも思うことではありません。
ところが、なぜか、オークション終了後
セラーから購入価格より10$下げた金額で
購入を促すメールが来たのです。
怪しいでしょう。(笑)
(これで「ハハア」となるわけです。)
最後の入札者はダミーか、と。
まあ、気持ちは洋の東西を問わずわかります。
「高く売りたい」
との一心でしょう。
でもね、興ざめですよね。
そんな経験もしながら
カメラ・レンズの増殖は進みます。
イイナと思ったセラーさん
では、ここで駆け上がりに向けて
「イイナと思ったセラーさんはいないのか」
という問いがあるかもしれません。
で、お答えします。
「いました」
ですね。
東ヨーロッパのカメラ関係で
よかったセラーさんは
チェコ?
スロバキアだったか?
そのあたりの覚えはあいまいですが
『Cupog』さん。
こちらはよかったですね。
確実に対応してくれたと思います。
※ 駆け上がりがそう思うだけですヨ。
今も現役セラー(SELLER)と思われますが
ここが送ってくるカメラは確かでしたね。
特に、梱包は丁寧、安心できる印象を今も
持つぐらい。
ということで、少々カメラ・レンズの扱いとは
離れた思い出話になってしまいましたが
何かのお役に立てれば幸いです。
今回はここまでとなります。
お付きあいいただきありがとうございました。
失礼します。
追記
追記として、過去のオークションに
興味を覚えた背景などに触れてみます。
少々理屈っぽいですが、一番に挙がるは
東西ドイツの統一、ソ連崩壊でしょうか。
そのアト、東ヨーロッパ社会へ
西側の市場経済主義が流れ込むわけで
「いったい、どうなったの?」
と、そんな好奇心を覚えたからですね。
そのためか、東ヨーロッパ生産品の多くが
死蔵化へ。
また、技術面も西側が上でしょうから
西側の商業ベースに合わせられなかった。
むべなるかな!
よく聞く、
デッドストック(DEAD STOCK)
ですね。
《たとえば、こんなダルマカメラ》

使い過ぎて壊れました。
でも、東ドイツ生産品のいい奴でした。
ドレスデン、イハゲー社のもの。
カメラ好事家ならともかくも、
一般の人々はマニアではないのです。
機能が揃い、リーズナブルな価格でないと
売れなかったようです。
が、一方
「好事家、マニア向けならイケル」
と、目を付けた人もいた様子。
それで商売へ!
また、折しも流通の世界に拡がりもアリ。
eBayほかオークションとか、ね。
それもあって、デッドストック品が
ほかの比較的マシな中古品とともに
世界に向け飛び出してきたのでしょう。
この頃はフィルム全盛を過ぎたとはいえ
まだ、店頭にフィルムカメラが多く並び
国産のカメラの多くが高価である時代。
東ヨーロッパから来た珍しさから
古いカメラであっても安価さに目を向ける人が
現れてもおかしくはないでしょう。
それも中判カメラであれば、ね。
駆け上がりもその一人でした。
また、ウクライナは旧ソ連時代まで遡りますが
東ドイツがソ連の占領下に置かれた頃、
ソ連が戦利品として東ドイツから搬送した
光学製造機械の受入れ先です。
今もレンズほか光学機器の製造が比較的盛ん
との話もあります。
さらに、ソ連の崩壊を受け
平成12年(2000年)以後の数年間は
消費産業に注力した時代を持ったとも。
そのためか、アーセナル生産品、
ARAX商標のカメラもeBayに登場します。
もう少し、このあたりに触れると
駆け上がりの関心度が高かった
平成14-15年(2002-2003年)頃。
当時のウクライナの生産品は
「よかった!」
と思いますヨ。
※ 駆け上がりの手元の範疇ですけど。
ですが、平成16年(2004年)に起きた
オレンジ革命後は物資不足を招いたせいか
いささかしっかりしたものがない。
と映るところ。
※ 駆け上がりもそう思います。
ともあれ、東ヨーロッパの生産品に
駆け上がりを含め関心・興味を持った人が
多く誕生したのはこの頃か、と。
当時手元に来た一つがこちら。

SONNAR 180mmで使用していました。
今はテレテッサー500mmで使っています。
φは86mmで同じです。
ということで、追記オワリです。
ここまでとなります。
お付き合いただきましてありがとうございました。
また寄ってください。
失礼します。
(平成28年12月8日)






