文章と用語を修正しました。
今回はフィルターを取り上げてみます。
・・です。
1 NDフィルターとは?
2 NDフィルターの番号とは?
NDフィルターとは?
これはゴソゴソと片づけものをしていたら
出てきたもの。
久方ぶりに目を通します。
そのためか、どのカメラで使用したのか
いや、どのレンズで使ったのかわからない!
そんな姿になっている収納状態なんですが
一目で「これはあのフィルターか」
と目に入るフィルターがあります。
それがNDフィルター。
フィルターの色が特徴と言えるほど
真っ黒クロスケですから。
その上「あまり使わなかった」とわかるほど
使用頻度の低いフィルターであったことは
ケースパッケージの汚れから察するほど。
(ほかとの比較においてですけど)
と、前口上を終えたアト、続いて
NDフィルターのあらましに進みましょう。
一般的にはこういうもの。
NDフィルター
ND:Neutral Density
中立密度、あるいは中立濃度
と訳されるものでしょう。
光量を減少させます。
入ってくる光の量を調節することによって
シャッター速度を変えることができるもの。
加えて色合いに影響を与えないのです。
基本、そのように理解しておけばよいか
と思います。
たとえば
晴天・ピーカン時にISO400タイプのフィルム
これしかなかった場合、F11、F16で対応しても
シャッター速度は1/1000、1/500ぐらいにしか
ならないでしょう。
そこで、それより遅くしたい場合
ブレた感覚とか、ボケを考慮したいと考えても
難ありと思われ、その対応として使用するもの。
つまり、NDフィルターを取り付けることで
入射光量を押さえ所要のシャッタースピードへ
低速に持っていくことができるのです。
快晴時、明るいところで
スローシャッターを扱いたい際は便利でしょう。
※ ハッセルの場合(ND400)
NDフィルターの番号とは?
ところでNDフィルターを見ると
番号が付けられています。
たとえば
ND4はシャッタースピードが4倍遅くなることを
表し
そのため、露出の補正段数は2段考慮することに
なります。
また
ND8はシャッタースピードが8倍遅くを指し
露出の補正段数は3段必要になってきます。
さらにNDフィルター、いろいろあたると
こういうものもあります。
ND400
露出補正の段数は8段から9段ほど必要に
なるもの。
(Kenkoさんは約9段となっています。)
少々補足すると
ND400はいくつかの撮影環境で撮影を行い
その効果を確認した方がよいでしょう。
そうした方が「いざ本番」時に慌てなくて済む
と思います。
と言いながら、僕も修行?・・試行中の身。
ですので、これ以上の言葉を持ちませんが
師匠はじめカメラ仲間の声を聞くと
ここで風呂敷を広げさせていただいたとおり。
※ 105mmレンズとφ67mmフィルター
使ってみると面白いですよ。
特に水の動きを被写体に入れると
ゆっくりとした感じにすることができます。
(かなり低速の場合)
参考としてこちらを張り付けます。
(ハッセルブラッドで試し撮りしたもの。)
※ データはありませんが低速撮影です。
※ 奄美・喜界島の海岸部で撮影。
(現像ムラがあります、ご容赦を。)
ということで、今回はここまでとなります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
また、寄ってください。
失礼します。
(平成29年8月9日)