文章と用語を修正しました。
今回はこちらを取り上げてみます。
ポラプラス
インスタントフィルムマガジンであり
ハッセルブラッド・ポラロイド
と呼ばれるものです。
1 ポラプラス
2 ポラプラス触って、あれこれ
ポラプラス
「見たらわかる」と言われそうですが
ハッセルブラッド用のポラロイドです。
インスタントフィルムを扱います。
手元に初めて置いた時、ポラプラス(Pola Plus)
と呼ばれていたものです。
もちろん、今もそうなんですけどね。
ただし
現在、手元にあるものはポラプラスの名称が
見当たりません。
でも、ハッセルブラッドとポラロイドの商標名は
入っています。
当時「ポラプラスだよ」と言われ頂戴したので
間違いはないと思っているのですが・・
銘板なしで存在するのか
それとも亜種なのか
そのあたりはいまだわかりませんが
現在も十分機能発揮をして使えます。
(感材、フィルムがある限りですね。)
最近はデジカメを使う機会が増えたせいか
露出計代わりの使用は減ってきましたけど。
以前はよく外に持ち出していたものです。
が、今はさらに残念なことに感材の生産が
日本ではなくなり手に入り難いので携行する機会が
めっきり減ったというわけ・・です。
(感材:ポラロイドフィルム)
FP-3000B | モノクロ:EI3200 |
---|---|
FP-100C | カラー:ISO100 |
モノクロはISOではなくEI値です。
「おそらく」という推量の表現を伴いますけど
ISOは1000ぐらいでしょう。
(引っ張り部分のベロに商品名があります。)
というものなんですが、これで終ってしまうと
身もふたもない話になりますので
少々、カメラ仲間にあたってみました。
で、どうかと言えば
今でも感材は逆輸入製品が使える!
とのこと。
「よかった」
とにかくも、何とか、使用したい人の希望に
応えられる環境はあるというわけです。
ちなみに、FP-100Cはこういうもの。
もう少し、付け加えると
逆輸入製品はいつまで製造が続くのか
わからないとも言っていたので
必要な人は早めに確保した方がよいでしょう。
また
別の仲間から「アマゾン見たら」と言われ
確かめると、こちらでもあります。
少なくとも今は大丈夫と言えそうです。
となると
これだけの環境が残っているなら、ですよ。
ポラロイド・ポラプラスを手に取って
試してみたくなるのではないでしょうか。
面白い世界が広がると思いますよ。
そこで冒頭でも触れましたが
今はデジカメの露出計もよいので
あえて試写のために用いることをしないで
ポラロイド写真の撮影のために特化して
使用してもよいかもしれません。
とはいえ、このあたりの扱いは
こだわり如何にもよるでしょう。
ポラプラス触って、あれこれ
続いて、操作感、操用感と言いましょうか
触れてみた感想を主体に話を進めてみます。
まず
このポラプラスは基本マガジン扱いなのです。
(インスタントフィルム用のマガジン)
そのため、ちょっと制約事項を持ちます。
それはファインダーの使用制限を生じること。
接眼レンズが後方にせり出すタイプは
使用不可、物理的にダメなんですね。
たとえば
プリズムファインダーの『RM-2』『PM45』は
ダメな部類に該当します。
ハッセルブラッドのアイレベルファインダー【NC-2】たちと対面! 変わりダネもよいけどオーソドックスなプリズムが扱い易い?!
すべてを試したわけではないので
断定はできないものの物理的に同様の形状は
その傾向を持つと思います。
一方、ウエストレベルファインダーなら無難
・・です。
僕の場合はウエストレベルのファインダー使用が
多いので、問題というか違和感を感じませんが
ともあれ、少々要注意なのです。
次はインスタントフィルムを
ポラロイドのフィルムマガジンにセット。
では、その後はどうなるか続けてみましょう。
※ これは空、こんな状態。
インスタントフィルムを収めたアトは
通常のフィルムマガジンの代わりに
ハッセルブラッドのカメラ本体に取り付けるだけ
となります。
少々、ポラプラスは手に余るところがありますから
落とさないように気を付けましょう!
これは心がけた方がいいですね。
(僕は何度も落としています。ダメ!)
取り付け後は引き蓋を抜いて
通常の撮影と同様に露出を考慮して
シャッターを押す!・・へ至るのです。
※ 引き蓋は金属の光る板のこと。
なお、撮影した後は引き蓋を戻して
インスタントフィルムの引っ張りのベロに触れて
引き抜けば終わりです。
ココでの留意点を一つ挙げると
薬剤の浸透と化学反応の時間が必要ということ。
そのため説明書きに従って、引き抜いた後は
しばらく待たなければなりません。
夏は1分から2分の間、冬は3分から3分半ほど
僕は説明書きよりも長く時間をかけて
ペロッとした覚えがあります。
また、冬は懐に入れて、暖めました。
そうしないと反応が不足がちでした。
(経験です。)
それゆえ、これが少々面倒と言えば
面倒と言えるかもしれません。
そして
所要の時間が経ってから表紙をはがすと
こんな感じ。
結果は古い使用期限切れですから
色合い状態は寛容にてご覧くださいね。
それにあたりまえでしょうけど。
期限内のものであれば、大丈夫と思います。
基本、行う動作はとてもシンプルです。
操作はすぐに覚えますから、ご心配なく。
もし、試してみたい方は先ほどお話したとおり
逆輸入で感材が手に入るのでトライなさって
ください。
フィルムとポラロイドフィルムの結果を比較すれば
先人たちの時代を感じられるかもしれません。
何ごとも好奇心と経験かと。
(平成30年3月15日)
今回はここまでとなります。
お付きあいいただき、ありがとうございました。
また、寄ってください。
失礼します。
(平成29年10月19日)