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駆け上がりでございます。
2017.9.15 2018.7.23
文章と用語を修正しました。
【再編集】2017.9.15
再編集項目を加えました。
今回は初秋をボケると称しまして
望遠レンズの圧縮効果で遊びたいと思います。
長く続く秋雨の一休みの時間、
散歩撮影で捉えるボケ仲間画像を並べます。
機材はキヤノンのEOS50Dと
レンズはEF200mmですね。
これらで構えていきます。
望遠レンズの圧縮効果
はじめに望遠レンズの圧縮効果です。
これを利用し、背面をボカシた撮影で
「楽しむカメラ」を実践してみます。
ちなみに圧縮効果とは一般的には
このように言われていますよね。
多くの被写体がある中で離れている
被写体相互間の距離の感じが小さくなること。
要はこうでしょうか。
主体となる被写体から距離をおいて、
入れたい別の被写体をファインダー越しに
見ると、ですよ。
撮りたい主体の被写体のそば(近く)に
別の被写体(たとえば背景)が見える!
ということ。
これを利用して背面のボケを得るのです。
ただ、留意点は撮りたい被写体だけが
浮き上がればよいのか。
あるいは、どこで撮ったのか!
それがわかる程度に像を残しつつ
背景が主役を超えないようにするとか。
このあたりを意識する必要はあります。
でも、数を重ねるうちに慣れてもきます。
神経質になる必要はないか、と。
また、被写体の大きさも関係しますし
扱う望遠レンズの焦点距離でも
変わりますからね。
ですので、基本的に撮影者の意図次第でしょう。
とにかく、被写体との距離で調整する。
ということですね。
そこでこれです。
被写体に近づけば近づくほど、
被写体周辺のボケの度合いは増すという点。
これを利用してボケをつかんでいきます。
ということで、続いて
「圧縮効果を試したら、こうなった!」
という画像を並べます。
まずは被写体をクローズアップするため
近づいたもの。
被写体が背景の前に思い切り浮き上がります。
初秋の定番、彼岸花。
背景は緑の稲穂、こちらをボカシます。
(被写体と背景の間は比較的距離があります。)
もう一つ続けます、彼岸花。
こちらは被写体対象と背景の距離を狭め
その影を写し込むようにします。
でも、あまりうまくはいかず
期待するほどのものはなしでした。
お試しです。
続いて、同じ要領です。
影を写しこみます。
少々グロテスクに見えるものを収めて
しまいました。
初秋です。
正統派の圧縮効果活用としては
これが近いものかもしれません。
オマケ。
圧縮効果と直接かかわりはありませんが
でも、初秋として気になったので
取り上げてみました。
これは食べられないと言われました。
絞り値を小さくする
以前、よく耳に入ってきたコチラ。
ボケを生み出す際はf値を小さくする。
駆け上がりがカメラに触れた頃、
「絞り値を開放近くに持っていけ!」
とよく言われたものです。
絞り値を小さくすれば、被写界深度は狭く
というか、浅くなりますからね。
これも意識することでしょう。
この働きと望遠レンズをうまく組み合わせれば、
ボケをさらに掴めると思います。
ボケ増しの追い風でしょう。
であれば、より楽しく!
となりそうです。
それでは、今回はここまでとなります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
また寄ってください。
失礼します。
(平成28年9月25日)