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駆け上がりでございます。

【修正】
2017.9.20 2018.7.31
文章と用語を修正しました。

今回は露出で駆け上がりなりの言葉を

持ちたいと思います。


と言ってもですね。

長年、カメラ仲間の師匠と先輩が

語っていたことをまとめただけのもの。


では、はじめます。

露出(Exposure)

最初に露出(Exposure)ですね。

よく聞く範囲ではこういうもの。

● カメラのレンズを通り入る光の量

● 画像が持つ明るさ

ですね。


基本的にはこうなるでしょうか。

カメラ操作上、レンズの絞りと

シャッター速度で露光時間を決定すること


ほかにこの露出を考えるなら

フィルムカメラでは「フィルム感度の設定」

デジタルカメラでは「ISO値の設定」

その要素にあたるでしょう。


ただ、今のカメラの多くには
『自動露出機能』が付いています。


自動露出 AE

(Automatic Exposure)


おかげで、今はイライラするまで

露出を考える必要はなくなりました。


ですが、

標準露出がいつも適正露出であるかどうか

それはわかりません。


適正露出は撮影する人の思いに合致してこそ

でしょう。


ですから、日頃の撮影結果を見て

自分自身の尺度を持てればよいのかも。

いわゆる好みですね。

標準露出の自動露出機能

標準露出をつかむための自動露出機能に

目を向けてみます。

だいたい、こんな感じか、と。


p プログラムモード Program mode

A アパーチャーモード Aperture mode

S シャッターモード Shutter mode

M マニュアルモード Manual mode


露出 AE

差し込み画像にある表示の場合
(Canon EOS50D)
Tv : Time Value
    シャッタースピード優先
Av : Aperture Value
    絞り優先

各々を少々細かく取り上げてみます。


《P プログラムモード》

早い話、カメラにお任せです。

構図撮る角度距離に集中したい場合

あるいは、そちらへ集中せざる得ない時に

便利でしょう。


ただし、これにばかり頼っていると

そのうち撮影に飽きがくるかも。


《A アパーチャーモード》

これは多くの人が活用すると思います。

絞り優先で応じた適切なシャッター速度を

決めてくれるもの。


絞りの値(f)を操作して、基本、被写界深度を

考える画像の場合に重宝でしょう。


露出 AE

※ 真ん中のかき氷を意識


でも、手振れに気を使い絞りの値を決める

必要はあります。

ちょっと、この点は注意か、と。

露出・EV(Explosure Value)を絞り値とシャッター速度の関係が一定と見なす場合

ちなみに

駆け上がりは人物、生き物、花などを

撮影する時に使っています。


《S シャッターモード》

シャッター速度を優先にして

絞りを最適化。


運用には様々な考えがあると思いますが

駆け上がりは露光時間を気にする夕方時の街撮り

手ブレを防止したい時に使いますね。


露出 AE

※ 夕方時の小樽


さらに、シャッター速度が優先となると

絞りが可変状態になりますからね。

被写界深度を気にする撮影時は向かない

と思うのですよ。


《M マニュアルモード》

文字通りマニュアルです。

撮影者が絞りとシャッター速度を決めます。


ということで、ここまでかつて扱っていた

EOS(50D、1、1N、3など)を通じ得た

標準露出での経験からアレコレと話を持って

みました。


それでは駆け上がりがまとめた適正露出は

こちら。


自分が見てよいと思うもの!


これに尽きるか・・と。

最後は撮影者が決めたものが、

精神衛生上、よいのです。


今回はここまでとなります。

お付き合いいただき、ありがとうございました。


また、寄ってください。

失礼します。

(平成28年10月9日)

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再編集

前回は自動露出機能付きカメラを対象に

アレコレと話を持ちました。


ですから、マニュアルカメラは

ちょっと頭の中からすっ飛ばしています。


とはいえ、露出の基本的な考え方は

変わらないと思います。


そこで、マニュアルカメラの場合、

単体露出計を持ち歩く機会が多いでしょう。

入射光式とか、反射光式とか、呼ばれますね。


この二つに関して触れてみます。

駆け上がりが師匠、先輩から受けたものですが

こちら。

● 入射光式は被写体にあたる光を測定

● 反射光式は被写体から反射した光を測定


ですからね。

入射光式は距離的に近い被写体の場合が

該当し、その活用例の一つとして人物撮影がよい

と思うのです。


そして、遠いものは反射光式で対応になるかな。

風景、遠景は反射光式ですね。


そして、測定結果、露出の値をもとに

ボカしたり、パースペクティブに表現。


その際、EV(Explosure Value)操作を

試みることになるのでしょう。


たとえば、露出計の最初の計測値がこちら。

f5.6 1/125とします。


そこで、絞り値とシャッター速度で

被写体を浮き上がるようにしたい場合

絞り値は小へ。


段階を追って変えていくと

シャッター速度との関係はこんな感じ。

 f5.6 0段  1/125 0段
 f4 -1段  1/250 +1段
 f2.8 -2段  1/500 +2段
 f2 -3段  1/1000 +3段



ここに挙げたとおり

絞り値を1段下げれば

シャッター速度が1段上がる関係。


かつ、全体の光の量は変わらずとした考え方が

EVにあたります。


本来はもう少し、細かい言葉も付きますが

この段の関係をEVと見ておけば

一般的な撮影、操作には役立てるでしょう。


今回はここまでとなります。

お付き合いいただき、ありがとうございました。


また、寄ってください。

失礼します。

(平成29年9月20日)

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