文章と用語を修正しました。
ペンタコンシックス・ビローズ
今回はペンタコンシックスのアクセサリーを
取り上げてみます。
ビローズ(bellows)です。
蛇腹式の中間リングのデカイもの
あるいは鏡胴部分と捉えたらよいかもしれません。
これは残念なことに
しくみをだいぶ忘れてしまっているので
ここに挙げることにためらいを持ちますが
ただ何かの参考になればと思い
承知している範囲で話を起こしてみます。
仕様に関する資料は
すっかり散逸していますが
基本的に扱うレンズは『ビオメター80mm』
と覚えがあります。
画像を見てもらえばわかりますが
設置台の上にバーが走っていまして
ここにメモリが刻まれています。
(20mm-100mm。)
とにかく、蛇腹以外は金属でできています。
鋳物と思われる部分もありますけど。
ですが、それでも重厚感はあり重いのです。
あとカメラ本体と『ビオメター80mm』レンズを
ドッキングすれば、構成は完了へ。
続いて、このビローズは
『ダブルレリーズ』を使用します。
※ 純正ではありませんが、こういうもの。
なぜ『ダブルレリーズ』が必要となるか
理由は二つあります。
一つはシャッターをきるため。
もう一つは、こちら。
それはピント合わせる際
レンズを開放状態にしないと
ファインダー内が暗くて合わせられません。
続いて、そのままの状態で撮影すると
レンズ開放の画像しか撮れません。
そのため、実際の撮影瞬間時、絞りの値(F値)を
所望に合わせる必要があるのです。
※ セラー(SELLER:売り主)送付説明書から。
それで『ダブルレリーズ』の登場となります。
繰り返しますが、一つはシャッターを切るため
他方はレンズ絞り(F値)を適正に動かし
計測した露出に合わせるのです。
とにかく、このビローズを扱う時は
『ダブルレリーズ』は不可欠になります。
と、少々、面倒くさい道具にも見えますが
これで、結果は0.25倍から1.25倍まで
大きさの変化を得られます。
(当時物撮りでは重宝した覚えがあります。)
ほかに、ビローズ(bellows)使用に関して
横道にそれた話になりますけど。
基本、軽易に拡大したいなら
クローズアップレンズがお勧めです。
続いて、もう少し大きくしたいとあれば
あるいは、さらに凝って撮影する際は
中間リング(Extension Tube)がよいでしょう。
そして、もっとさらに、さらにと踏み込んで
標準レンズ『ビオメター80mm』を使用して
焦点距離を自在に変えたいなら
ビローズ(bellows)へ、進むことになるのです。
ということで、この分野で頭に残るところを
広げてみました
今回はここまでになります。
お付き合いいただき、ありがとうございます。
また、寄ってください。
では。
(平成29年6月7日 ビローズが出てきた。)