★★★★★★★★★★

駆け上がりでございます。

今回は標準レンズで話を持ちたいと思います。

キヤノンの興味深いレンズ

キヤノンの焦点距離50mmのレンズ。

EF50mm F1.4 USM


USMは駆動モーターの名称、

超音波モーター(Ultrasonic Motor)。

※ 生産終了





このレンズ、手元に置いたり放したり、

かつてはフィルムカメラ、EOS-1N、EOS-3

とかで使った覚えがあるもの。





もちろん、デジカメでも使っています。


とにかく、開放値F1.4の明るさのみならず、

軽量な点が手持ち撮影によいかな。


ただ、開放値に触れれば、F1.4を上回る値

(F1.0L、F1.2L)を持つレンズもありますヨ。

※ いずれも生産終了


そして、絞り値の次に響くのはその重さ。

F1.4以上にかなり重く、手持ち撮影には

厳しいと思うのですヨ。

たとえば
● EF50mm F1.4 USM 約290g
● EF50mm F1.2L USM 約590g
● EF50mm F1.8Ⅱ 約130g 
※ EFレンズカタログ 2007年10月現在版

※ 当時のカタログは有料化してもよいぐらい。


さらに価格に触れると、

F1.4をはるかに超えるものもアリ。

たとえば
● EF50mm F1.4 USM 55,500円
● EF50mm F1.2L USM 185,000円
● EF50mm F1.8Ⅱ 12,000円
※ EFレンズカタログ 2007年10月現在版
※※ F1.OLは30万円を超えた記憶アリ

といったことが、EF50mm F1.4 USMを

見ていると思い出すところ。


そこで駆け上がりは思うのです。

今は生産が終了した製品ながら

やはりEF50mm F1.4 USMはイイよね!


で、今は5D MARKナントカに付けているところ。

EF50mm F1.4の数値ほか

スペック・仕様的なものに触れると

こうしたところ。


画角

対角線 46度
水平 40度
垂直 27度



参考までに触れますとね。

「画角って何?」

と聞かれることがあるのですが、

大概はこうした表現でまとめられています。

ピント合わせを無限遠で行った際、
写すことができる範囲を角度で示したもの

そして、一つしか表示されていない場合、

一般的には対角線の画角を表します。


ちなみにEF35mm F2レンズは63度。

当該レンズは46度です。

当然ですが、広角に進むほど大きくなります。


マウントほか

マウント EF


最短撮影距離 0.45m
重量 約290g
フィルター径 58mm
絞り値 1.4-22
レンズ構成 6群7枚
絞り羽根 8枚



軽さはすでに触れているので、それ以外で

取り上げると、やはりココ。

最大絞りとなるF1.4の数値でしょう。

※ 開放値


主体となる被写体の周りにできるボケは

目を見張るものアリ。





もっとも、主体となる被写体と周辺との距離を

しっかり取らないと効果は鈍りますヨ。


これは主体となる被写体とほかのそれらが

ほぼ横一線状態に並んだりすると

「ボケ効果が薄まるよね」

ということ。


ほかに最短撮影距離が0.45mという点。

広角域のレンズには適いませんが、

短焦点レンズとしてのよさはあるかも。

結構、寄れます。


ただし、EF50mm F1.8 STMは0.35m。

もっと寄れますからね。

この点では EF50mm F1.8Ⅱの発展型に

劣る感じ。

撮ってみた!

はじめに絞りf11で切り取ってみます。




















駆け上がりの関心方向を表すような被写体ですが

「コレ、面白い!パースペクティブに入れよ」

と思ったもの。


続いて、こちら。

このレンズの真骨頂、開放値f1.4で撮ったもの。


神社で参拝したアト、目に入ったもの。

飾り房、惹かれます。


次はコレ。


欄干の擬宝珠。

よくあるパターンかも。

f4ぐらいがよかったかな。


続いて、コレ。


花手水(はなじょうず)と呼ばれるもの。

「50mmの焦点距離では中途半端かな」

と思うも、前の花にピントを合わせて

背景をボケで埋めるところ。


この場合、もう少し焦点距離が長い方が

「いいかな」

とも思いますが、f1.4の力は表れた感じ。


次はこちら、晩秋。





よくある姿。





晩秋のオワリですね。

いささか枯れもある感じ。


あえて開放値で迫ったもの。

黄色に惹かれました。


ほかにこちらもアリ。





ボケ効果を確認するにはよいかも。


ということで、EF50mm F1.4 USM、

既に生産終了、新品を目に入れることは

数少ないでしょうけど。

やはりよいレンズと思うのですヨ。


今回はここまでとなります。

お付き合いいただきありがとうございました。

失礼します。

スポンサードリンク


トップへ